その他のステートメント (Transact-SQL)

Microsoft SQL Server 2005 には、データベースの管理とエラーの処理に使用できる新しいまたは機能強化されたステートメントとコマンドが用意されています。

新しいステートメント

ステートメント 説明

RESTORE REWINDONLY

NOREWIND オプションで実行された BACKUP または RESTORE ステートメントで開かれたままになっている指定されたテーブ デバイスを巻き戻して閉じます。

TRY…CATCH

トランザクションを中止させるエラーを処理するために使用します。

EXECUTE AS

セッションまたはユーザー定義モジュール (ストアド プロシージャ、トリガ、キュー、ユーザー定義関数など) の実行コンテキストを設定します。

機能強化されたステートメント

ステートメント 説明

BACKUP

オプションの部分バックアップ (プライマリ ファイル グループおよび読み取り/書き込みセカンダリ ファイル グループのもの)、標準のバックアップ シーケンス外でのコピー専用バックアップの作成、バックアップ メディアのミラー化 (ミラー化メディア セット)、バックアップ チェックサムの作成、およびエラーによって停止されない継続をサポートします。

CHECKPOINT

指定された期間にチェックポイントの実行を試みるように拡張されました。

EXECUTE

リンク サーバーへのパススルー コマンドをサポートしたり、セッションの実行コンテキストを設定するように拡張されました。

OPENROWSET

OPENROWSET の BULK 行セット プロバイダを使用する BULK オプションで、対象テーブルにデータをロードすることなくデータ ファイルからデータを読み込めるように拡張されました。OPENROWSET は単純な SELECT ステートメント、および INSERT ステートメントと併用できます。

RESTORE および RESTORE VERIFYONLY

オプションのオンライン復元、ページ復元、ファイル グループの段階的な部分復元、ミラー化メディア セット、バックアップ チェックサムの使用 (バックアップに存在する場合)、およびエラーによって停止されない継続をサポートします。

RESTORE DATABASE は、データベースのデータベース スナップショットへの復帰、および STOPAT オプションをサポートします。

RESTORE LOG には、ファイル一覧を含めることができるようになりました。

RESTORE VERIFYONLY チェックが拡張されました。

RESTORE HEADERONLY

バックアップにチェックサムが含まれているかどうかを示す新しいフラグを返します。

RESTORE LABELONLY

ミラー化メディア セットをサポートする新しい列 Mirror_Count を返します。

RESTORE VERIFYONLY (Transact-SQL)

オプションで、別のパーセンテージが完了するたびにメッセージを表示することができるようになりました。

RAISERROR

トランザクションを中止させるエラーを発生するように拡張されました。

参照

その他の技術情報

Transact-SQL の新機能と拡張機能 (Transact-SQL)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手