XML for Analysis (XMLA)

XML for Analysis (XMLA) は Simple Object Access Protocol (SOAP) ベースの XML プロトコルで、Web 上に存在するあらゆる標準的な多次元データ ソースへの汎用データ アクセスを提供することを目的に特別に設計されています。さらに、XMLA を使用すれば、Component Object Model (COM) または Microsoft .NET Framework インターフェイスを公開するクライアント コンポーネントを配置する必要がありません。インターネット環境では、サーバーとのやり取りに多くの時間とリソースが費やされ、データへの状態を保持する接続によってサーバーへのユーザー接続が制限されることがありますが、XMLA はそのようなインターネット環境のために最適化されています。

XMLA は Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) のネイティブ プロトコルで、クライアント アプリケーションと Analysis Services インスタンス間のすべての対話に使用されます。Analysis Services は XML for Analysis 1.1 を完全にサポートし、さらには、メタデータ管理、セッション管理、ロック機能をサポートする拡張機能を提供します。分析管理オブジェクト (AMO) と ADOMD.NET はいずれも、Analysis Services インスタンスとの通信に XMLA プロトコルを使用します。

このセクションの内容

トピック 説明

XML for Analysis の概要 (XMLA)

XMLA プロトコルの概要を説明します。

Analysis Services での XML for Analysis の使用 (XMLA)

XMLA を使用してデータおよびメタデータを操作する方法について説明します。

XML for Analysis リファレンス (XMLA)

Analysis Services に実装されている XMLA プロトコルについて詳しく説明します。

参照

その他の技術情報

ADOMD.NET
分析管理オブジェクト (AMO)
スキーマ行セット

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手