ALTER PARTITION SCHEME (Transact-SQL)
パーティション構成にファイル グループを追加したり、パーティション構成の NEXT USED ファイル グループの指定を変更します。
構文
ALTER PARTITION SCHEME partition_scheme_name
NEXT USED [ filegroup_name ] [ ; ]
引数
- partition_scheme_name
変更するパーティション構成の名前を指定します。
filegroup_name
パーティション構成により、NEXT USED とマークされるファイル グループを指定します。これは、このファイル グループに、ALTER PARTITION FUNCTION ステートメントによって作成される新しいパーティションが受け入れられることを表します。パーティション構成では、1 つのファイル グループのみを NEXT USED として指定できます。これには空でないファイル グループを指定できます。filegroup_name をした場合に、現在 NEXT USED とマークされているファイル グループがなければ、filegroup_name が NEXT USED としてマークされます。filegroup_name を指定した場合に、NEXT USED プロパティの指定されているファイル グループが既にあれば、NEXT USED プロパティは既存のファイル グループから filegroup_name に移動します。
filegroup_name を指定しなかった場合に、NEXT USED プロパティの指定されているファイル グループが既にあれば、そのファイル グループの NEXT USED 指定は解除され、partition_scheme_name には、NEXT USED の指定されたファイル グループが存在しない状態になります。
filegroup_name を指定しなかった場合に、NEXT USED とマークされているファイル グループがなければ、ALTER PARTITION SCHEME から警告が返されます。
解説
ALTER PARTITION SCHEME の対象となるファイル グループは、オンラインになっている必要があります。
権限
次の権限を使って ALTER PARTITION SCHEME を実行できます。
- ALTER ANY DATASPACE 権限。この権限は、既定では sysadmin 固定サーバー ロール、db_owner 固定データベース ロール、および db_ddladmin 固定データベース ロールのメンバに与えられています。
- パーティション構成が作成されたデータベースに対する CONTROL または ALTER 権限。
- パーティション構成が作成されたデータベースのサーバーに対する CONTROL SERVER または ALTER ANY DATABASE 権限。
例
次の例では、パーティション構成 MyRangePS1
およびファイル グループ test5fg
が現在のデータベースに存在することを前提としています。
ALTER PARTITION SCHEME MyRangePS1
NEXT USED test5fg;
ファイル グループ test5fg
には、ALTER PARTITION FUNCTION ステートメントの結果として作成された、パーティション テーブルまたはインデックスの追加パーティションが受け入れられます。
参照
関連項目
CREATE PARTITION SCHEME (Transact-SQL)
DROP PARTITION SCHEME (Transact-SQL)
CREATE PARTITION FUNCTION (Transact-SQL)
ALTER PARTITION FUNCTION (Transact-SQL)
DROP PARTITION FUNCTION (Transact-SQL)
CREATE TABLE (Transact-SQL)
CREATE INDEX (Transact-SQL)
EVENTDATA (Transact-SQL)
sys.partition_schemes (Transact-SQL)
sys.data_spaces (Transact-SQL)
sys.destination_data_spaces (Transact-SQL)
sys.partitions (Transact-SQL)
sys.tables (Transact-SQL)
sys.indexes (Transact-SQL)
sys.index_columns (Transact-SQL)