Web アプリケーションの要件 (Master Data Services)

マスター データ マネージャーは、インターネット インフォメーション サービス (IIS) によってホストされる Web アプリケーションです。

注意

マスター データ マネージャーの動作は、Internet Explorer (IE) 7 または 8 で表示した場合に最適です。IE 8 を使用する場合は、[ツール] メニューの [互換表示] をクリックして互換表示を有効にします。IE 6 はサポートされていません。

マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成および構成するには、Master Data Services 構成マネージャーを使用します。Master Data Services 構成マネージャーは、ローカル コンピューター上の IIS を構成するので、最初に Master Data Services を構成する際に使用します。たとえば、1 つのマスター データ マネージャー Web アプリケーションを使用して Master Data Services 環境を構成したり、Master Data Services のスケールアウト配置の最初の Web アプリケーションを構成したりします。スケールアウト配置の複数の Web サーバーの構成など、より複雑なタスクを実行する場合は、IIS ツールを使用します。

Web アプリケーションの要件

ロールとロール サービス

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、Microsoft 管理コンソール (MMC) で提供されるサーバー マネージャーを使用して、Web サーバー (IIS) ロールと、次に示す必要なロール サービスをインストールできます。

注意

Windows Vista および Windows 7 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。

Web サーバー

   HTTP 基本機能

     静的なコンテンツ

      既定のドキュメント

      ディレクトリの参照

      HTTP エラー

   アプリケーション開発

      ASP.NET

      .NET 拡張性

      ISAPI 拡張

      ISAPI フィルター

   状態と診断

      HTTP ログ

      要求の監視

   セキュリティ

      Windows 認証

      要求フィルター

   パフォーマンス

      静的なコンテンツの圧縮

   管理ツール

      IIS 管理コンソール

機能

Windows Server 2008 または Windows Server 2008 R2 では、サーバー マネージャーを使用して、次に示す必要な機能をインストールできます。

注意

Windows Vista および Windows 7 オペレーティング システムでは、コントロール パネルの [プログラムと機能] を使用して、[Windows の機能] ダイアログ ボックスに表示されるこれらのオプションを有効にします。Windows PowerShell 機能は Windows Vista と共にインストールされませんが、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

.NET Framework 3.0 の機能

   WCF アクティブ化

      HTTP アクティブ化

      非 HTTP アクティブ化

Windows PowerShell

Windows プロセス アクティブ化サービス

   プロセス モデル

   .NET 環境

   構成 API

アカウントと権限

種類

説明

Windows アカウント

Windows のロール、ロール サービス、および機能を構成し、ローカル コンピューター上の IIS にあるアプリケーション プール、Web サイト、および Web アプリケーションを作成して管理する権限がある Windows アカウントを使用して Web サーバー コンピューターにログオンする必要があります。

サービス アカウント

Master Data Services 構成マネージャーでマスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成するときは、アプリケーションが実行されるアプリケーション プールの ID を指定する必要があります。このアカウントは、Master Data Services データベースが作成されたときにサービス アカウントとして指定されたアカウントと同じである必要があります。

この ID はドメイン ユーザー アカウントである必要があり、データベースにアクセスするために Master Data Services データベースの mds_exec データベース ロールに追加されます。詳細については、「データベース ログイン、ユーザー、およびロール (Master Data Services)」を参照してください。また、このアカウントは、Master Data Services Windows グループ MDS_ServiceAccounts にも追加されます。このグループには、ファイル システムの一時コンパイル ディレクトリ MDSTempDir に対する権限が与えられています。詳細については、「フォルダーとファイルの権限 (Master Data Services)」を参照してください。

変更履歴

変更内容

Web ブラウザーの要件を追加しました。