レポートへの HTML のインポート (レポート ビルダーおよび SSRS)
テキスト ボックスを使用すると、データセットのフィールドから取得した HTML 形式のテキストをレポートに挿入できます。正しい形式の HTML に評価される単純型または複合型の式のテキストを使用できます。書式付きのテキストは、PDF などのサポートされている出力形式すべてにレンダリングできます。
この図では、レポート デザイン ビュー内の HTML 形式のテキストが示されています。これは、レポートの実行時にレンダリングされるテキストと同じです。
注 |
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HTML マークアップが含まれたテキストをインポートする場合、データは必ず最初にテキスト ボックスによって解析される必要があります。サポートされているのは HTML タグのサブセットのみなので、レンダリングされたレポートに表示される HTML が元の HTML と異なる場合もあります。 |
最初に、「チュートリアル: テキストの書式設定 (レポート ビルダー 3.0)」を参照してください。
注 |
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レポート定義 (.rdl) は、Business Intelligence Development Studio のレポート ビルダー 3.0 およびレポート デザイナーで作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーとレポート ビルダー 3.0 でのレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
サポートされる HTML タグ
以下は、プレースホルダー テキストとして定義された場合に HTML として表示されるタグの全リストです。
ハイパーリンク: <A HREF>
フォント: <FONT>
ヘッダー、スタイル、およびブロック要素: <H{n}>, <DIV>, <SPAN>, <P>, <DIV>, <LI>, <HN>
テキスト形式: <B>, <I>, <U>, <S>
リストの処理: <OL>, <UL>, <LI>
レポートの処理中、その他の HTML マークアップ タグはすべて無視されます。プレースホルダー テキスト内の式で表される HTML が整形式でない場合、プレースホルダーはプレーン テキストに変換されます。HTML タグの大文字と小文字は区別されません。
テキスト ボックスに含まれているテキストが 1 ブロックだけの場合は、ブロック要素を定義するプレースホルダー内の HTML は正しくレンダリングされます。しかし、テキスト ボックスに多数のテキスト ブロックがある場合は、HTML タグが無視され、テキストの構造はテキスト ブロックによって定義されます。
テキストに複数のタグが定義され、Reporting Services で HTML と既存のレポート制約に競合が検出された場合は、一番内側の HTML タグのみが HTML として扱われます。
詳細については、「HTML をレポートに追加する方法 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)」を参照してください。
カスケード スタイル シート属性の制限
カスケード スタイル シート (CSS) 属性を使用する場合、基本的なタグ セットのみが定義されます。サポートされている属性の一覧を次に示します。
テキストの配置、テキストのインデント
フォント ファミリ、フォント サイズ
色
埋め込み、埋め込みの下部、埋め込みの上部、埋め込みの右側、埋め込みの左
フォントの太さ
以下は、CSS を使用するときの注意点です。
不正な HTML と同様に不正な CSS 値は無視されます。
同じタグに属性と CSS スタイル属性の両方がある場合は、CSS プロパティの方が優先順位が高くなります。たとえば、テキストが <p style="text-align: right" align="left"> の場合、text-align 属性のみが適用され、テキストは右揃えになります。
属性と CSS スタイルでは、プロパティが 2 回以上指定されている場合、最後のインスタンスのみが適用されます。たとえば、テキストが <p align="left" align="right"> の場合、テキストは右揃えになります。