HTML での表示 (レポート ビルダー 3.0 および SSRS)
HTML 表示拡張機能では、HTML 形式でレポートを表示します。また、完全な HTML ページを生成することも、他の HTML ページに埋め込むための HTML の一部分を生成することもできます。すべての HTML は、UTF-8 エンコードで生成されます。
HTML 表示拡張機能は、レポート マネージャーで実行する場合など、ブラウザーで表示されるレポートの既定の表示拡張機能です。
HTML 表示拡張機能は、レポート マネージャーで実行する場合など、ブラウザーで表示されるレポートの既定の表示拡張機能です。HTML 表示拡張機能を使用すると、HTML を部分的に表示することも、完全な HTML ドキュメントとして表示することもできます。HTML が部分的な場合、HTML ドキュメントの HEAD タグ、HTML タグ、および BODY タグは削除されます。表示されるのは、BODY タグのコンテンツのみです。これは、他のアプリケーションで作成した HTML に HTML を埋め込む場合に便利です。
状況によっては、レポート パラメーターを使用して、レポートを HTML で表示する際にスクリプト インジェクション攻撃を開始できます。レポートの保護の詳細については、「レポートとリソースの保護」を参照してください。
ブラウザーの詳細については、「ブラウザー サポートの計画」を参照してください。
注 |
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レポート定義 (.rdl) は、Business Intelligence Development Studio のレポート ビルダー 3.0 およびレポート デザイナーで作成および変更できます。これらの作成環境では、レポートおよび関連アイテムの作成方法、開く方法、および保存方法が異なります。詳細については、microsoft.com Web サイトの「レポート デザイナーとレポート ビルダー 3.0 でのレポートのデザイン (SSRS)」を参照してください。 |
この記事の内容
MHTML での表示
ブラウザー サポート
HTML 固有の表示規則
対話性
デバイス情報設定
MHTML での表示
HTML 表示拡張機能を使用すると、MHTML (MIME Encapsulation of Aggregate HTML Documents) でレポートを表示することもできます。MHTML は、HTML を拡張して、画像などのエンコードされているオブジェクトを HTML ドキュメントに埋め込むことができるようにしたものです。MHTML 表示拡張機能を使用すると、画像、ドキュメント、その他のバイナリ ファイルなどのリソースを、レポート HTML 内部の MIME 構造として単一のファイルに埋め込むことができます。また、MHTML レポートは、すべてのリソースがレポートの中に含まれるので、電子メール メッセージに埋め込むのにも役立ちます。実際に MHTML を表示するのは HTML 表示拡張機能ですが、この機能を MHTML 表示拡張機能と呼ぶこともあります。
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ブラウザー サポート
この表示拡張機能では、次のブラウザー バージョンをサポートしています。
Internet Explorer 5.5 以降
Firefox 1.5 以降
Safari 3.0 以降
各ブラウザーで適切に処理されるようにするため、表示されるレポートはブラウザーによって多少異なる場合があります。たとえば、テキスト ボックスには WritingMode というプロパティが表示されます。このプロパティは Firefox でサポートされていません。
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HTML 固有の表示規則
表示する際は、次の HTML 固有の規則が適用されます。
各 ReportItems コレクション内にアイテムが複数存在する場合は、レンダラーによって、すべてのアイテムを格納するための HTML テーブル構造が構築されます。
テーブル構造内の各アイテムは 1 つのセルを占有します。
空のセルをできる限りまとめて HTML のサイズを小さくします。
ブラウザーでテーブルを表示する速度を上げるために、上端に空のセルの行が追加され、左端に 1 列が追加されます。
テーブルのアイテムが格納されていない行や列、つまりアイテムの間隔は、幅と高さが固定されています。
その他すべての行と列は、各レポート アイテムのサイズに応じて拡張できます。
すべての座標とレポート アイテム サイズはミリメートルに変換されます。スタイル プロパティなどの他のすべてのサイズは、元の単位のままになります。0.2 mm に満たないサイズや位置の差は 0 mm として扱われます。
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対話性
HTML では、いくつかの対話型要素がサポートされています。以下で具体的な動作について説明します。
表示/非表示
表示の切り替えが可能なレポート アイテムは、切り替えイメージの展開 (+) と折りたたみ (-) と共に表示され、クリック可能です。アイテムをクリックすると、変更後の表示/非表示状態で出力を再表示するために、サーバーへのコールバックが行われます。
見出しマップ
見出しマップ ラベルが表示されると、ビューアー コントロールの見出しマップを使用することでそのラベルに移動できます。データ領域のヘッダーが省略される場合、ラベルは最初の子セルに表示されます。子セルが存在しない場合、ラベルはその前にある子に表示されます。
ブックマーク
ブックマーク リンクは、ハイパーリンクとして表示されます。ブックマーク対象が表示されると、ブックマーク リンクをクリックすることでその対象に移動できます。ブックマーク リンクをクリックすると、レポート内で最初に出現する対象のブックマーク ラベルに移動します。さらに、可能な場合は、ブックマーク リンクがウィンドウの上部に表示されるようにブラウザーがスクロールされます。HTML アンカー (<a>) タグは、ブックマーク対象にマークを付ける際に使用されます。
対話的な並べ替え
テキスト ボックスでユーザーによる並べ替えが定義されている場合、HTML 表示拡張機能により、テキスト ボックス内で各項目の右側に並べ替えアイコンが表示されます。ユーザーによる並べ替えが定義されているテキスト ボックスがレポートに含まれている場合は、JavaScript が表示されます。このスクリプトにより、並べ替えイメージをクリックしたときにサーバーへのポストバックが行われます。
ハイパーリンクとドリルスルー
ハイパーリンクとドリルスルー リンクは、これらのリンクが定義されているアイテムを HTML アンカー (<a>) タグで囲むことにより、レポート アイテムのハイパーリンクとして表示されます。
検索
検索機能を使用すると、ユーザーは、レポート内で文字列を検索することができます。
追加の検索機能は、ReportViewer Web フォーム コントロールによって提供されます。
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デバイス情報設定
デバイス情報設定を変更することによって、このレンダラーに関する既定の設定の一部 (表示モードなど) を変更することができます。詳細については、「HTML デバイス情報設定」を参照してください。
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