レプリケーション モニタのしきい値と警告の設定

Microsoft SQL Server レプリケーション モニタは、パブリケーションとサブスクリプションの状態情報を表示します (すべての状態値の一覧については、「レプリケーション モニタでのパブリケーションおよびサブスクリプションの状態の表示」を参照してください)。既定で表示される警告は、初期化されていないサブスクリプションに対する警告だけですが、その他の条件に対する警告を有効にすることもできます。トポロジに対する警告を有効にすることをお勧めします。この警告を有効にすると、状態やパフォーマンスに関する情報をタイムリーに受け取ることができます。

警告を有効にする際には、しきい値を指定します。指定したしきい値に達したり、それを超えたりすると、警告が表示されます (この警告より優先度の高い問題がない場合)。レプリケーション モニタに警告を表示する以外に、しきい値に達したら警告メッセージを表示させることもできます。以下のような条件について、警告を有効にすることができます。

  • サブスクリプションの有効期限の残り時間

    すべての種類のレプリケーションに適用できます。指定したしきい値に達したり、それを超えたりすると、サブスクリプションの状態が "まもなく期限切れ/期限切れ" と表示されます。

  • 指定した待機時間 (パブリッシャでトランザクションがコミットされてから、対応するトランザクションがサブスクライバでコミットされるまでの経過時間) の超過

    トランザクション レプリケーションに適用できます。指定したしきい値に達したり、それを超えたりすると、サブスクリプションの状態が "パフォーマンス クリティカル" と表示されます。

  • 指定した同期時間の超過

    マージ レプリケーションに適用できます。指定したしきい値に達したり、それを超えたりすると、状態が "長期マージ" と表示されます。ダイヤルアップ接続とローカル エリア ネットワーク (LAN) 接続にそれぞれ別のしきい値を指定できます。

  • 指定した時間内での指定した行数の処理の不足

    マージ レプリケーションに適用できます。指定したしきい値に達したり、それを超えたりすると、状態が "パフォーマンス クリティカル" と表示されます。ダイヤルアップ接続と LAN 接続にそれぞれ別のしきい値を指定できます。

"パフォーマンス クリティカル" と "長期マージ" の警告の詳細については、「レプリケーション モニタを使用したパフォーマンスの監視」を参照してください。

しきい値と警告を設定するには