メディア セットとメディア ファミリの使用

このトピックでは、メディア セットとメディア ファミリの使用上の注意点について説明します。

注意

バックアップ メディアの管理方法に関する推奨事項については、「災害時の復旧計画」を参照してください。

シーケンス番号

メディア セット内の複数のメディア ファミリ、またはメディア ファミリ内の複数のバックアップ メディアは、正しい順序で配置することが重要です。このため、バックアップ時に次のようにシーケンス番号が割り当てられます。

  • メディア セット内のシーケンシャル メディア ファミリ

    メディア セット内のメディア ファミリには、メディア セット内の位置に応じて連番が割り当てられます。メディア ファミリ番号は、backupmediafamily テーブルの family_sequence_number 列に記録されます。

  • メディア ファミリ内の物理メディア

    メディア シーケンス番号は、メディア ファミリ内の物理メディアの順序を示しています。先頭のバックアップ メディアのシーケンス番号は 1 なので、1 が割り当てられます。2 番目のメディア、つまり最初の後続テープには 2 が割り当てられます。バックアップ セットを復元するとき、このメディア シーケンス番号によって、オペレータは適切なメディアを正しい順序でマウントできます。

メディア シーケンス番号およびファミリ シーケンス番号を表示するには

複数のデバイスを使用する際の注意点

複数のテープ ドライブまたはディスク ファイルを使用する場合は、次の点に注意してください。

  • バックアップの場合

    後続のバックアップ操作では、最初のバックアップ操作で作成したメディア セット全体を使用する必要があります。たとえば、2 つのテープ バックアップ デバイスを使用して 1 つのメディア セットを作成した場合、同じメディア セットに関連した後続のすべてのバックアップ操作でも 2 つのバックアップ デバイスを使用する必要があります。

  • 復元の場合

    ディスク バックアップからの復元とオンライン復元の場合、すべてのメディア ファミリを同時にマウントする必要があります。テープ バックアップからのオフライン復元の場合は、ディスクの場合よりも少数のバックアップ デバイスを使用してメディア ファミリを処理できます。1 つのメディア ファミリの処理が完了してから、別のメディア ファミリを処理する必要があります。1 台のデバイスで復元する場合を除き、メディア ファミリは常に並列処理されます。