4 GB を超える物理メモリに対するメモリ サポートの有効化
MicrosoftSQL Server で Address Windowing Extensions (AWE) を有効にするには、Lock Pages in Memory オプションが割り当てられている Microsoft Windows アカウントで SQL Server データベース エンジンを実行し、sp_configure を使用して awe enabled オプションを 1 に設定する必要があります。
注 |
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AWE のサポートは、SQL Server の Enterprise Edition、Standard Edition、および Developer Edition のみで使用でき、32 ビット オペレーティング システムにのみ適用されます。Analysis Services では、AWE でマップされたメモリを使用できません。使用可能な物理メモリがユーザー モード仮想アドレス空間よりも少ない場合、AWE を有効にすることはできません。 |
Lock Pages in Memory
このポリシーにより、プロセスを使用して物理メモリにデータを保持できるアカウントを指定し、ディスク上の仮想メモリへのデータのページングを防止します。SQL Server では、既定で Lock Pages in Memory オプションが OFF に設定されます。システム管理者権限を持っている場合は、Windows のグループ ポリシー ツール (gpedit.msc) を使用してこのオプションを手動で有効にし、SQL Server を実行しているアカウントにこの権限を割り当てることができます。
Lock Pages in Memory オプションを有効にする方法の詳細については、「Lock Pages in Memory オプションを有効にする方法 (Windows)」を参照してください。
必須ではありませんが、64 ビット オペレーティング システムを使用する場合はメモリ内のページのロックをお勧めします。32 ビット オペレーティング システムでは、SQL Server で AWE を構成する前に Lock pages in memory 権限を許可する必要があります。
awe enabled オプション
SQL Server のインスタンスで AWE を有効にするには、sp_configure を使用して awe enabled オプションを 1 に設定し、SQL Server を再起動します。SQL Server を起動してから SQL Server をシャットダウンするまで AWE は有効であるため、SQL Server は "Address Windowing Extensions が有効です" というメッセージを SQL Server エラー ログに送信することによって、awe enabled がいつ使用されているかをユーザーに通知します。awe enabled 構成オプションの詳細については、「awe enabled オプション」を参照してください。
ネットワーク アプリケーションのデータ スループットの最大化
SQL Server のシステム メモリ使用量を最大化するには、ファイルのキャッシュに使用されるメモリ量を制限する必要があります。ファイル システム キャッシュを制限するには、[ファイル共有のデータ スループットを最大にする] が選択されていないことを確認します。
オペレーティング システムの現在の設定を確認するには
コントロール パネルで [ネットワーク接続] をダブルクリックし、[ローカル エリア接続] をダブルクリックします。
[全般] タブで [プロパティ] をクリックし、[Microsoft ネットワーク用ファイルとプリンタ共有] を選択して、[プロパティ] をクリックします。
[ネットワーク アプリケーションのデータ スループットを最大にする] を選択して [OK] をクリックし、すべてのダイアログ ボックスを閉じます。
AWE の使用方法の詳細については、Windows のマニュアルを参照してください。