マトリックスの操作 (レポート ビルダ 1.0)

マトリックス レポートでは、データは列と行に配置されます。返されるデータに応じて、マトリックス レポートの行数と列数が変わります。マトリックスには、動的な列および行と静的な列および行を含めることができます。マトリックスには、クロス集計表やピボットテーブルと同様の機能があります。

レポートが実行されると、動的な列はページの横方向に拡張され、その列数は含まれるグループの数と同じになります。動的な行は、ページの下方向に拡張されます。レポートに表示されるデータは、列と行の交点に基づいたデータの集計値です。

たとえば、北西販売区域の顧客に関する過去 1 年間の四半期売上高を表示するレポートを作成するとします。この場合、Territory、Customer Name、Ship Year、Sum Total Due といったフィールドをマトリックス デザインに追加することが考えられます。北西区域のデータだけを返すには、フィルタも適用する必要があります。レポートのレイアウト デザインは次の画像のようになります。

フィールドを持つマトリックス テンプレート

このレポートを実行すると、レポートは次の画像のようになります。

データを持つマトリックス レポート

動的な列および行の入れ子

マトリックス レポートには、複数の動的な列および行を追加できます。動的な列と動的な行は、フィールドごとにデータをグループ化するために使用されます。新しい動的な列または行を追加すると、新しいヘッダーが元のヘッダー内に入れ子になります。レポートを実行すると、新しいヘッダーは元のヘッダー内で繰り返されます。たとえば、Ship Quarter フィールドを前の例のマトリックス レポートに追加するとします。この場合、レポートを実行すると、次の図のように 4 つの四半期の列が各年の列の下で入れ子になります。

入れ子になった列を持つマトリックス形式の表示レポート