URL を使用したレポート サーバー アイテムへのアクセス

レポート

URL でレポートを指定すると、URL のパラメータに基づいてそのレポートが実行され、表示されます。URL にパラメータ文字列 rs:Command=Render や他のパラメータを含めない場合は、レポートが HTML ビューアに表示されます。レポートの形式は、ブラウザとブラウザのバージョンに依存します。詳細については、「レポート マネージャを使用したレポートの検索と表示」を参照してください。

注意
行 rs:Command=Render を省略した場合、レポート サーバーがアイテムの種類を評価し、適切なコマンド値を選択しなければなりません。レポート サーバーのパフォーマンスを向上するため、URL に rs:Command=Render を指定してください。

リソース

URL でリソースを指定すると、そのリソースが返されます。URL を使用して、画像やその他のリソースにアクセスし、ブラウザに表示することができます。リソースがブラウザと互換性がない場合は、ファイルまたはリソースを開くか、ディスクに保存するように指示されることがあります。

データ ソース

URL でデータ ソースを指定すると、そのデータ ソースが表示されます。ただし、目的のデータ ソースに対して Read Contents 権限が与えられている認証ユーザーであることが条件となります。この方法によるデータ ソースへのアクセスは、Web サービス GetDataSourceContents メソッドの呼び出しと似ています。

データ ソースにアクセスすると、データ ソースの DataSourceDefinition プロパティの XML 表記が XML をサポートするブラウザに表示されます。DataSourceDefinition XML 構造は、次の例のようになります。

<DataSourceDefinition>
   <Extension>SQL</Extension>
   <ConnectString>Provider=SQLOLEDB.1;Integrated Security=SSPI;Persist Security Info=False;Initial Catalog=AdventureWorks;Data Source=MYSERVER1;</ConnectString>
   <CredentialRetrieval>Integrated</CredentialRetrieval>
   <WindowsCredentials>False</WindowsCredentials>
   <ImpersonateUser>False</ImpersonateUser>
   <Prompt />
   <Enabled>True</Enabled>
</DataSourceDefinition>

接続文字列は、レポート サーバーの SecureConnectionLevel 設定に基づいて返されます。SecureConnectionLevel 設定の詳細については、「セキュリティで保護された Web サービス メソッドの使用」を参照してください。

注意
サーバーのパフォーマンスを向上するには、共有データ ソースのパスの直後に行 rs:Command=GetDataSourceContents を追加します。

フォルダ

URL でフォルダを指定すると、汎用フォルダ ナビゲーション ページが返されます。この HTML ページには、要求されたフォルダに含まれるサブフォルダ、レポート、データ ソース、およびリソースへのリンクが含まれます。表示されるユーザー インターフェイスは、Microsoft Internet Information Server (IIS) で使用されるディレクトリ参照モードと似ています。ビルド番号を含むレポート サーバーのバージョン番号もフォルダ一覧の下に表示されます。バージョン番号の形式は、次の例のようになります。

"MicrosoftSQL ServerReporting Services Version 9.00.0xxx.00"

関連項目

参照

その他の技術情報