OperationNames クラス

ユーザーが SQL Server Reporting Services のアイテムで実行可能な操作のフィールド名および対応する値を表します。

名前空間:  Microsoft.ReportingServices.Interfaces
アセンブリ:   Microsoft.ReportingServices.Interfaces (Microsoft.ReportingServices.Interfaces.dll)
  Microsoft.ReportingServices.SharePoint.UI.WebParts (Microsoft.ReportingServices.SharePoint.UI.WebParts.dll)

構文

'宣言
Public NotInheritable Class OperationNames
'使用
Dim instance As OperationNames
public sealed class OperationNames
public ref class OperationNames sealed
[<SealedAttribute>]
type OperationNames =  class end
public final class OperationNames

説明

OperationNames クラスには、Reporting Services の操作名の定数文字列値を表すフィールドが含まれます。これらの操作名は、レポート サーバー データベース内の特定のアイテムの、ユーザーに関する権限の一覧を返すために、セキュリティ拡張機能によって使用されることがあります。詳細については、IAuthorizationExtension インターフェイスの GetPermissions メソッドの説明を参照してください。

レポート サーバー Web サービス クライアント アプリケーションは、現在のユーザーの権限に基づいて機能と外観を提供するように開発できます。レポート マネージャなどのクライアント アプリケーションは、Web サービス メソッド GetPermissions に依存しており、Reporting Services の操作に対応する権限の名前のセットを返します。クライアントが GetPermissions の呼び出しを行うと、Web サービスは、アクセスされているアイテムと要求を行っているユーザーに基づく権限のセットで応答します。閲覧者ロールが割り当てられたユーザーの、レポート サーバー データベースのルート アイテムまたはホーム アイテムの通常の呼び出しは、次のようになります。

// C# Web service code
string[] permissions = rs.GetPermissions("/");

foreach (string p in permissions)
{
   Console.WriteLine(p);
}

上記のコードは、ブラウザ ユーザーの単一の権限である Read Properties を返します。ユーザーに許可されるアクセス権では、コンテンツとプロパティを表示することはできますが、コンテンツの変更や削除を行うことはできません。さらに、ユーザーはセキュリティ ポリシーを更新することも、データ ソース情報を表示することもできません。ブラウザ ロールは、非常に制限されたロールです。

クライアントは、GetPermissions を呼び出してユーザーが持っている権限を調べることができるため、クライアント アプリケーションを各ユーザーに合わせて調整できます。レポート マネージャでは、ブラウザ ユーザーはレポートの [セキュリティのプロパティ] ページまたは [データ ソースのプロパティ] ページに対するアクセス権を持っていません。また、レポート マネージャが GetPermissions の呼び出しを行って、表示するページとタブを事前に決定するため、ブラウザ ユーザーはサイト設定や他の管理者情報を参照することもできません。クライアント アプリケーションは名前付きの権限に依存するため、セキュリティ拡張機能には IAuthorizationExtension インターフェイスの GetPermissions メソッドを実装する必要があります。

GetPermissions の実装をサポートするため、セキュリティ拡張機能 API には OperationNames クラスが用意されています。このクラスには、Reporting Services で利用可能な各権限を表す定数フィールドのセットが含まれています。GetPermissions を実装する場合は、アイテムと現在のユーザーのセキュリティ記述子を分析し、現在のユーザーのアクセス制御リストに基づく権限の一覧を返す必要があります。

継承階層

System. . :: . .Object
  Microsoft.ReportingServices.Interfaces..::..OperationNames

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) のメンバーはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバーの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。