Backup 要素 (XMLA)

MicrosoftSQL ServerAnalysis Services データベースをバックアップ ファイルにバックアップします。

構文

<Command>
   <Backup>
      <Object>...</Object>
      <File>...</File>
      <Security>...</Security>
      <ApplyCompression>...</ApplyCompression>
      <AllowOverwrite>...</AllowOverwrite>
      <Password>...</Password>
      <BackupRemotePartitions>...</BackupRemotePartitions>
      <Locations>...</Locations>
   </Backup>
</Command>

要素の特性

特性

説明

データ型と長さ

なし

既定値

なし

カーディナリティ

0-n : 省略可能な要素で、出現する場合は複数回の出現が可能です

要素の関係

説明

Backup コマンドは、Object 要素で指定された Analysis Services データベースをバックアップ ファイルにバックアップします。オプションで、リモート パーティションをリモート バックアップ ファイルにバックアップすることもできます。Analysis Services データベース以外のオブジェクトを Object 要素が参照する場合、エラーが発生します。

Backup コマンドがバックアップする情報は、データベース内のオブジェクトが使用するストレージ モードによって異なります。次の表は、ストレージ モードに応じてどの情報がバックアップされるかを示しています。

ストレージ モード

バックアップされる情報

多次元 OLAP (MOLAP)

ソース データ、集計、およびメタデータ

ハイブリッド OLAP (HOLAP)

集計とメタデータ

リレーショナル OLAP (ROLAP)

メタデータ

Backup コマンドの実行時には、Object 要素で指定された Analysis Services データベースに対して共有ロックが設定されます。Backup コマンドの完了後、共有ロックは解放されます。

複数の Backup コマンドを Batch コマンドの Parallel コレクションに含めると、それらのバックアップ コマンドを並列に実行できます。Parallel コレクションを使用すると、同時に複数のバックアップ ファイルにデータベースをバックアップできます。

データベースのバックアップと復元の詳細については、「データベースのバックアップ、復元、および同期 (XMLA)」を参照してください。

セキュリティに関する注意セキュリティに関する注意

 バックアップ ファイルごとに、バックアップ コマンドを実行するユーザーは、各ファイルに指定されたバックアップ場所に対する書き込み権限を持っている必要があります。また、ユーザーは、Analysis Services インスタンスのサーバー ロールのメンバか、バックアップするデータベースに対してフル コントロール (管理者) 権限を持つデータベース ロールのメンバのいずれかである必要があります。