PREVIOUSYEAR 関数

現在のコンテキストで、dates 列内の最後の日付に基づいて、前年のすべての日付の列を含むテーブルを返します。

構文

PREVIOUSYEAR(<dates>[,<year_end_date>])

パラメーター

項目

定義

dates

日付を格納する列。

year_end_date

(省略可能) 年の最終日を定義する日付を表すリテラル文字列。 既定値は 12 月 31 日です。

戻り値

日付値の単一列から成るテーブル。

説明

注意

コンテキストが数式の結果に与える影響の詳細については、「DAX の数式のコンテキスト」を参照してください。

この関数は、入力パラメーター内の最も遅い日付に基づいて前年のすべての日付を返します。 たとえば、dates 引数の最新の日付が 2009 年を示している場合、この関数は、指定された year_end_date までの 2008 年のすべての日付を返します。

dates 引数には、次のいずれかを指定できます。

  • 日付/時刻列への参照。

  • 日付/時刻値の単一列を返すテーブル式。

  • 日付/時刻値の単一列テーブルを定義するブール式。

注意

ブール式の制約の詳細については、「CALCULATE 関数」を参照してください。

year_end_date パラメーターは、ブックが作成されたクライアントと同じロケールの、日付の文字列リテラルです。 日付の年の部分は無視されます。

この DAX 関数は DirectQuery モードでは使用できません。 DirectQuery モデルの制限の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=219172 を参照してください。

使用例

次の例は、インターネット販売の前年の売上を計算するメジャーを作成する数式です。

この数式の動作を確認するには、ピボットテーブルを作成し、ピボットテーブルの [行ラベル] 領域に CalendarYear フィールドと CalendarQuarter フィールドを追加します。 次に、コード例で定義されている数式を使用して、ピボットテーブルの [値] 領域に Previous Year Sales という名前のメジャーを追加します。

=CALCULATE(SUM(InternetSales_USD[SalesAmount_USD]), PREVIOUSYEAR('DateTime'[DateKey]))

関連項目

参照

PREVIOUSMONTH 関数

PREVIOUSDAY 関数

PREVIOUSQUARTER 関数

その他の技術情報

タイム インテリジェンス関数 (DAX)

日付と時刻の関数 (DAX)