sp_audit_write (Transact-SQL)

ユーザー定義監査イベントを USER_DEFINED_AUDIT_GROUP に追加します。 USER_DEFINED_AUDIT_GROUP が有効でない場合、sp_audit_write は無視されます。

トピック リンク アイコン Transact-SQL 構文表記規則

構文

sp_audit_write [ @user_defined_event_id =  ] user_defined_event_id , 
        [ @succeeded =  succeeded 
    [ , [ @user_defined_information =  ] 'user_defined_information' ] 
    [ ; ]

引数

  • @user_defined_event_id
    ユーザーによって定義され、監査ログの user_defined_event_id 列に記録されるパラメーターです。 @user\_defined\_event\_id のデータ型は smallint です。

  • @succeeded
    イベントが成功したかどうかを示すためにユーザーによって渡されるパラメーターです。 これは、監査ログの成功の列に表示されます。 @succeeded のデータ型は bit です。

  • @user_defined_information
    ユーザーによって定義され、監査ログの新しい user_defined_event_id 列に記録されるテキストです。 @user\_defined\_information のデータ型は nvarchar(4000) です。

リターン コードの値

0 (成功) または 1 (失敗)

失敗の原因となるのは、正しくない入力パラメーターや、監査ログへの書き込みのエラーです。

説明

USER_DEFINED_AUDIT_GROUP がサーバー監査の仕様またはデータベース監査の仕様に追加されると、sp_audit_write によって発生したイベントは、監査ログに含まれるようになります。

権限

public データベース ロールのメンバーシップが必要です。

使用例

A. ユーザー定義の監査イベントを情報テキスト付きで作成する

次の例では、ID が 27、成功時の値が 0 で、オプションの情報テキストを含む監査イベントを作成します。

EXEC sp_audit_write @user_defined_event_id =  27 , 
              @succeeded =  0 
            , @user_defined_information = N'Access to a monitored object.' ;

B. ユーザー定義の監査イベントを情報テキストなしで作成する

次の例では、ID が 27、成功時の値が 0 で、オプションの情報テキストまたはオプションのパラメーター名を含まない監査イベントを作成します。

EXEC sp_audit_write 27, 0;

関連項目

参照

セキュリティ ストアド プロシージャ (Transact-SQL)

sys.server_principals (Transact-SQL)

sp_addrole (Transact-SQL)

CREATE USER (Transact-SQL)

sp_dropuser (Transact-SQL)

sp_grantdbaccess (Transact-SQL)

sp_grantlogin (Transact-SQL)

システム ストアド プロシージャ (Transact-SQL)