SQL Server Native Client のインストール
Microsoft SQL Server Native Client 11.0 は、SQL Server 2012 または SQL Server のツールをインストールするとインストールされます。 sqlncli.msi は、SQL Server 機能パック Web ページからも入手できます。 コンピューターに前のバージョンの SQL Server Native Client もインストールされている場合、SQL Server Native Client 11.0 は以前のバージョンとサイド バイ サイドでインストールされます。
SQL Server Native Client のファイル (sqlncli11.dll、sqlnclir11.rll、および s11ch_sqlncli.chm) は、次の場所にインストールされます。
%SYSTEMROOT%\system32\
注 |
---|
SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーと SQL Server Native Client ODBC ドライバーのすべてのレジストリ設定は、インストール処理の一環として適切に行われます。 |
SQL Server Native Client ヘッダー ファイルとライブラリ ファイル (sqlncli.h と sqlncli11.lib) は、次の場所にインストールされます。
%PROGRAMFILES%\Microsoft SQL Server\110\SDK
SQL Server Native Client を SQL Server の一部としてインストールする以外に、sqlncli.msi という再配布可能なインストール プログラムもあります。このファイルは、SQL Server インストール ディスクの %CD%\Setup\ にあります。
SQL Server Native Client は、sqlncli.msi を使用して配布できます。 アプリケーションを配置する場合は、SQL Server Native Client をインストールする必要があります。 チェイナーとブートストラップのテクノロジを使用すると、ユーザーが 1 回のインストール手順に従うだけで複数のパッケージをまとめてインストールできるようになります。 詳細については、「Visual Studio 2005 用のカスタム ブートストラップ パッケージの作成」および「カスタムの必須コンポーネントの追加」を参照してください。
x64 バージョンと Itanium バージョンの sqlncli.msi では、32 ビット バージョンの SQL Server Native Client もインストールされます。 アプリケーションが、開発時に使用したものとは異なるプラットフォームを対象としている場合、Microsoft ダウンロード センターから x64、Itanium、および x86 用のバージョンの sqlncli.msi をダウンロードできます。
sqlncli.msi を呼び出すと、既定ではクライアント コンポーネントだけがインストールされます。 クライアント コンポーネントは、SQL Server Native Client を使用して開発されたアプリケーションの実行をサポートするファイルです。 SDK コンポーネントもインストールするには、コマンド ラインで ADDLOCAL=All を指定します。 次に例を示します。
msiexec /i sqlncli.msi ADDLOCAL=ALL APPGUID={0CC618CE-F36A-415E-84B4-FB1BFF6967E1}
サイレント インストール
msiexec で /passive、/qn、/qb、または /qr オプションを指定する場合、IACCEPTSQLNCLILICENSETERMS=YES も指定して、使用許諾契約の条件に同意することを明示的に指定する必要があります。 このオプションは、すべて大文字で指定する必要があります。
SQL Server Native Client のアンインストール
SQL Server サーバーや SQL Server ツールなどのアプリケーションは SQL Server Native Client に依存するので、すべての依存アプリケーションを最初にアンインストールしてから SQL Server Native Client をアンインストールすることが重要です。 アプリケーションが SQL Server Native Client に依存していることを示す警告をユーザーに表示するには、次のように MSI で APPGUID インストール オプションを使用します。
msiexec /i sqlncli.msi APPGUID={0CC618CE-F36A-415E-84B4-FB1BFF6967E1}
APPGUID に渡す値は、特定の製品コードです。 Microsoft インストーラーを使用してアプリケーションのセットアップ プログラムをバンドルするときは、製品コードを作成する必要があります。
関連項目
概念
SQL Server Native Client のインストール