AMO セキュリティ クラス

このトピックの内容は次のとおりです。

  • Role オブジェクトと RoleMember オブジェクト

  • Permission オブジェクト

次の図は、このトピックで説明するクラスの関係を示しています。

このトピックで説明された AMO のセキュリティ クラス

Role オブジェクトと RoleMember オブジェクト

Role オブジェクトを作成するには、データベースのロール コレクションに新しいオブジェクトを追加し、Update メソッドを使用してサーバー上で Role オブジェクトを更新します。 Role オブジェクトは使用する前に更新する必要があります。

Role オブジェクトを削除するには、Role オブジェクトの Drop メソッドを使用します。 Remove メソッドを使用してロールをロール コレクションから削除しても、アプリケーションでロールが見えなくなるだけで、サーバーからは削除されません。 Role オブジェクトに権限が関連付けられている場合は、このオブジェクトを削除できません。

RoleMember オブジェクトを作成するには、ロールのメンバー コレクションにユーザーを追加し、Update メソッドを使用してサーバー上で Role オブジェクトを更新します。 ロールを作成できるのは、Server Administrators または Database Administrators だけです。 オブジェクトへの権限が付与され任意のたメンバーに対しそのオブジェクトの使用を許可する前に、Role オブジェクトをサーバー上で更新する必要があります。

RoleMember オブジェクトを削除する場合は、コレクションの Remove メソッドを使用してコレクションからこれを削除し、Update メソッドを使用してロールを更新する必要があります。

これらのオブジェクトで使用可能なメソッドおよびプロパティの詳細については、「Microsoft.AnalysisServices」の「Microsoft.AnalysisServices.Role」および「Microsoft.AnalysisServices.RoleMember」を参照してください。

Permission オブジェクト

Permission オブジェクトを作成するには、オブジェクトの権限コレクションに新しい権限オブジェクトを追加し、Update メソッドを使用してサーバー上で Permission オブジェクトを更新します。

Permission オブジェクトを削除する場合は、このオブジェクトの Drop メソッドを使用します。 Remove メソッドを使用して権限を権限コレクションから削除しても、アプリケーションで権限が見えなくなるだけで、Permission オブジェクトはサーバーから削除されません。 ロールに関連付けられた権限が存在する場合は、ロールを削除できません。

利用可能なメソッドおよびプロパティの詳細については、「Microsoft.AnalysisServices」の「Microsoft.AnalysisServices.Permission」を参照してください。

関連項目

参照

Microsoft.AnalysisServices

概念

AMO セキュリティ オブジェクトのプログラミング

権限とアクセス権 (Analysis Services - 多次元データ)

AMO クラスの概要

論理アーキテクチャ (Analysis Services - 多次元データ)

データベース オブジェクト (Analysis Services - 多次元データ)

その他の技術情報

セキュリティと保護 (Analysis Services)