プロキシを使用するマルチサーバー ジョブのトラブルシューティング

プロキシに関連付けられているステップを持つ分散ジョブは、対象サーバーのプロキシ アカウントのコンテキストで実行されます。 プロキシ アカウントを使用するジョブ ステップをマスター サーバーからダウンロードする際、それらのジョブ ステップにエラーが発生した場合は、msdb データベースの sysdownloadlist テーブルにある error_message 列に次のエラー メッセージが出力されていないか確認してください。

  • "ジョブ ステップではプロキシ アカウントが必要ですが、対象サーバーで一致するプロキシが無効です。"

    このエラーを解決するには、\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\MSSQL.<n>\SQLServerAgent\AllowDownloadedJobsToMatchProxyName レジストリ サブキーを 1 (true) に設定します。 既定では、このサブキーは 0 (false) に設定されています。 MSSQL.<n> の値はインスタンス名で、MSSQL.1MSSQL.3 などになります。

  • "プロキシ アカウントが見つかりませんでした。"

    このエラーを解決するには、対象サーバー上にプロキシ アカウントが存在し、ジョブ ステップを実行するマスター サーバー プロキシ アカウントと同じ名前が付けられているかどうかを確認します。

注記注意

レジストリを誤って編集すると、システムに重大な障害が発生する場合があります。レジストリを変更する前に、コンピューター上のすべての重要なデータをバックアップしてください。

関連項目

概念

マルチサーバー環境の作成