ApplyingChange イベント

ファイルの変更が試行される直前に発生します。

名前空間:  Microsoft.Synchronization.Files
アセンブリ:  Microsoft.Synchronization.Files (Microsoft.Synchronization.Files.dll 内)

構文

'宣言
Public Event ApplyingChange As EventHandler(Of ApplyingChangeEventArgs)
'使用
Dim instance As FileSyncProvider
Dim handler As EventHandler(Of ApplyingChangeEventArgs)

AddHandler instance.ApplyingChange, handler
public event EventHandler<ApplyingChangeEventArgs> ApplyingChange
public:
 event EventHandler<ApplyingChangeEventArgs^>^ ApplyingChange {
    void add (EventHandler<ApplyingChangeEventArgs^>^ value);
    void remove (EventHandler<ApplyingChangeEventArgs^>^ value);
}
member ApplyingChange : IEvent<EventHandler<ApplyingChangeEventArgs>,
    ApplyingChangeEventArgs>

説明

このイベントは、同期セッション時に変更を動的にスキップするメカニズムをアプリケーションに提供します。変更をスキップするには、SkipChange プロパティを true に設定します。スキップされた変更は、同期先レプリカには適用されません。SkippedChangeEventArgs..::..SkipReasonApplicationRequest に設定されている場合は、変更がスキップされるたびに SkippedChange イベントが発生します。

セッションの間、一部の変更は複数回試行されます。試行のたびに、このイベントが発生します。たとえば、フォルダーの削除が試行されたとします。フォルダーに既存のファイルがあるため、試行は失敗します。削除の処理が成功するまで、またはこのセッション中には削除処理が不可能であると判断されてスキップされるまで、セッション中、このフォルダーの削除処理の試行は継続されます。

変更が同期先レプリカのファイル データに影響を与える場合にのみ、このイベントが生成されます。変更がファイルのメタデータのみに影響を与える場合、このイベントは発生しません。たとえば、更新と更新の競合が検出され、同期先システムのファイルが優先される場合、同期先には変更が適用されず、このイベントは発生しません。同様に、同期元の廃棄標識を同期先に伝達させる場合はメタデータしか更新されず、同期先ファイル システムは変更されません。このような場合、このイベントは発生しません。

ApplyingChangeEventArgs クラスは、変更の種類、現在のファイル データ、変更が適用された場合のファイル データ、および SkipChange プロパティを提供します。このプロパティは、この変更を動的にスキップする場合に使用できます。

参照

参照

FileSyncProviderクラス

FileSyncProvider メンバー

Microsoft.Synchronization.Files 名前空間