Silverlight 1.0 の概要
Microsoft Silverlight 1.0 は、特定のブラウザやプラットフォームに依存しないプラグインであり、ビデオ、アニメーション、操作性、および優れたユーザー インターフェイスが組み込まれた Web に対して機能豊富なアプリケーションを提供します。Silverlight 1.0 アプリケーションは、Microsoft Windows コンピュータでも Apple Macintosh コンピュータでも同じ外観を示し、同じように動作します。ほとんどのブラウザでも同じ外観と動作を維持します。さらに、インストールするための追加要件はありません。
Silverlight 1.0 は、XAML の使用による一貫性のあるプレゼンテーション モデルを提供します。Microsoft Expression Blend 2 では、Silverlight 1.0 アプリケーション用の優れたユーザー インターフェイスを簡単にデザインし、結果をテストできます。
Expression Blend 2 における Silverlight のサポート
Expression Blend 2 では、Silverlight 1.0 プロジェクトをサポートします。
メモ : |
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Silverlight 1.0 プロジェクトでは、3D オブジェクト、スタイル、テンプレート、リソース、およびデータ処理はまだサポートしていません。さらに、トリガもサポートしません。代わりに、すべてのユーザー操作は、コードビハインド ファイル内の JavaScript イベント ハンドラ メソッドで実装されます。詳細については、この後の「Events」を参照してください。 |
ワークスペース
Expression Blend 2 のワークスペースは、Silverlight 1.0 プロジェクトの変更時には多少変化します。たとえば、サポートしていないコントロールは、ツールボックスにもアセット ライブラリにも表示されません。データ バインド、リソース、およびトリガはサポートしていないので、これらのパネルも表示されません。
コントロール
Silverlight 1.0 プロジェクトの XAML ドキュメントへの要素の追加は、Windows Presentation Foundation (WPF) プロジェクトの XAML ドキュメントに要素を追加するのと同じように行います。唯一の違いは、追加できるのは Silverlight 1.0 でサポートしている次のコントロールに限定されることです。
Canvas
Ellipse
Image
MediaElement
Rectangle
TextBlock
[線] 、[ペン] 、および [鉛筆] の各ツールを使用してアートボード上に描画できるパス要素
詳細については、「Silverlight プロジェクト内の XAML ドキュメントへの要素の追加」を参照してください。
要素の中には、その機能を完全に実装するには、Silverlight アプリケーションのコードビハインド ファイルに JavaScript コードを記述しなければならないものがあります (ボタンのクリックに応答するためのイベントの追加など)。例については「Silverlight アプリケーションのストーリーボードを制御するボタンの作成」を参照してください。
メディア
Silverlight プロジェクトでは、メディア ファイルをサポートします。ただし、メディアの再生を制御するには、JavaScript イベント ハンドラ メソッドが必要です。例については、「Silverlight 1.0 プロジェクトへのメディア ファイルの追加」を参照してください。Silverlight では、MP3 オーディオの他に、Windows Media Audio/Video (WMA、WMV7 ~ 9) と VC-1 をサポートします。
アニメーション
Silverlight プロジェクトでは、アニメーションを完全にサポートします。例については「Silverlight アプリケーションのストーリーボードを制御するボタンの作成」を参照してください。
イベント
Silverlight プロジェクトでは、イベントをサポートします。サポートしているイベントの一覧については、MSDN のイベント リファレンス (Silverlight 1.0) のページ (英語の可能性あり) を参照してください。特定のオブジェクトに対するイベントをアプリケーションでフックする方法の詳細については、「Silverlight アプリケーションのストーリーボードを制御するボタンの作成」と「Silverlight アプリケーションでのハイパーリンクの作成」を参照してください。
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製品間でのサポート
Silverlight プロジェクトは、次の製品でも操作できます。
Microsoft Expression Encoder 2 から Silverlight 1.0 プロジェクトをインポートし、テンプレートをエンコードする。詳細については、「Expression Blend での Expression Encoder 2 の Silverlight テンプレートの変更」と「Expression Encoder 2 からの Silverlight 1.0 サイトのインポート」を参照してください。
Microsoft Expression Design 2 のアート アセットを XAML コンテンツとしてインポートする。詳細については、「Expression Design 2 からのアセットのインポート」を参照してください。
Silverlight 1.0 アプリケーションを Microsoft Expression Web 2 プロジェクトに追加し、Expression Web 2 付属のツールを使用して公開する。詳細については、「Expression Web 2 ユーザー ガイド」(F1) の「Web サイトの公開の概要」を参照してください。
Microsoft Visual Studio 2008 で Silverlight 1.0 を開いて JavaScript コードビハインド ファイルをデバッグする。
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Silverlight 1 プロジェクトのファイル
Silverlight 1.0 プロジェクトは Web サイト ファイルのコレクションであり、XAML と JavaScript のいくつかの機能を使用して、機能豊富な対話型アプリケーションの作成と Web のメディア エクスペリエンスを実現します。Expression Blend 2 で作成される Silverlight 1.0 プロジェクトには、次のファイルが含まれます。
XAML 起動ファイル (Page.xaml)
ブラウザで開かれたときに XAML 起動ファイルをロードする既定の HTML ファイル
XAML 起動ファイル用の JavaScript コードビハインド ファイル
Silverlight 1.0 オブジェクトをインスタンス化する Silverlight.js という名前の JavaScript サポート ファイル
XAML ファイルは Expression Blend 2 でビジュアルにデザインでき、JavaScript ファイルは Expression Blend 2 の JavaScript エディタで変更できます (Silverlight.js ヘルパ ファイルは変更しないことをお勧めします)。Silverlight の詳細については、Silverlight Web サイトのページ (英語の可能性あり) を参照してください。
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Silverlight 1 プロジェクトのサンプル
Expression Blend 2 には Silverlight プロジェクトのサンプルが用意されています。このサンプルを開くには、[ヘルプ] メニューの [ようこそ画面] をクリックし、[サンプル] タブで次のサンプルのいずれかをクリックします。
BlendPlayer
ButtonGallery
MagnifyingGlass
MagnifyingGlass (Silverlight 1 アプリケーションのサンプル)
Microsoft Silverlight ギャラリーのページ (英語の可能性あり) で、他のサンプルをオンラインで確認できます。
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学習するためのリソース
次の Web サイトで、Silverlight アプリケーションの作成方法の詳細を確認できます。
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