サンプル データの変更

どのサンプル データ ソースでも、その構造 (またはスキーマ) と値を変更できます。サンプル データを Microsoft Expression Blend で作成した場合でも、XML ファイルからインポートした場合でも、[SampleData] プロジェクト フォルダーのサブフォルダーに格納されます。[データ] パネルで行った変更はすべて [SampleData] フォルダー内のファイルに記録されます。そのため、XML ファイルからインポートした場合は、次の手順に従って、元の XML ファイルに影響を及ぼすことなくプロジェクト内のデータを変更できます。

アイテムをサンプル データに追加するには

サンプル データのスキーマを変更するには、Expression Blend で生成した、または XML ファイルからインポートした元のセットにプロパティ追加します。

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、プロパティを追加するノードを見つけます。

    tip noteヒント :

    プロパティは、データ ソースのルート、コレクション プロパティ、または複合プロパティに追加できます。プロパティを追加できるノードの横には、プラス記号 Ee341407.203a14a5-0db2-486e-9b94-4fdf658d531b(ja-jp,Expression.40).png が表示されます。

  2. プラス記号 Ee341407.203a14a5-0db2-486e-9b94-4fdf658d531b(ja-jp,Expression.40).png の横の矢印をクリックし、表示されたドロップダウン メニューで次のいずれかのオプションをクリックします。

    • シンプル プロパティの追加   StringNumberBoolean、または Image のプロパティを追加する場合は、このオプションを選択します。既定では、String プロパティが追加されますが、プロパティを作成した後に [プロパティの種類の変更] Ee341407.c4968582-0dae-407e-961b-80ffa2838f3b(ja-jp,Expression.40).png をクリックして別の種類を選択することができます。

    • 複合プロパティの追加   子プロパティを含むプロパティを作成する場合に、このオプションを選択します。たとえば、RSS フィードでは、複合プロパティを持つチャンネルをよく使用します。このプロパティの子プロパティには、カテゴリ、説明、およびチャンネルに関連したニュース アイテムのコレクションが含まれます。

    • コレクション プロパティの追加   レコードのコレクションを作成する場合に、このオプションを選択します。各レコードが複数のデータ アイテムを含むことができます。たとえば、RSS フィードは、ニュース アイテムのコレクションを示す場合があります。このコレクションの各レコードには、ニュース アイテムのタイトル、説明、およびその他の関連情報が含まれます。

      tip noteヒント :

      コレクションを入れ子にしてデータのツリーを作成できます。または、既存のコレクション プロパティをツリーに変換します。

      詳細については、「サンプル データの変更」の「データの再帰的ツリー構造を作成するには」を参照してください。

  3. 新しいデータ アイテムが表示されます。名前フィールドは編集可能です。名前を変更する場合は、別の名前を入力して Enter キーを押します。

    既存のパスに文字列プロパティを追加した後

    Ee341407.b96caa7b-b699-4012-bdb4-bf3160ebb941(ja-jp,Expression.40).png

サンプル データからアイテムを削除するには

  • [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、削除するプロパティを右クリックし、["アイテム名" の削除] をクリックします。

    プロパティが既にアートボード上のオブジェクトにバインドされている場合は、データがオブジェクトに表示されません。

シンプル プロパティの種類を変更するには

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、種類を変更したいシンプル プロパティを見つけて、[プロパティの種類の変更] Ee341407.c4968582-0dae-407e-961b-80ffa2838f3b(ja-jp,Expression.40).png をクリックします。

  2. ポップアップ メニューが表示されたら、[種類] の横にあるドロップダウン矢印をクリックし、使用するデータの種類 (StringNumberBoolean、または Image) を選択します。

    Ee341407.f775d060-157f-4a8d-9e1a-168e94e49551(ja-jp,Expression.40).png

    プロパティの種類が変更され、新しいサンプル データが生成されます。

シンプル プロパティ用に生成されたデータを変更するには

一部の種類のシンプル プロパティ (StringNumber、または Image) には、カスタム エディターがあり、Expression Blend で生成されるデータを変更することができます。たとえば、生成される数値の桁数を 2 桁ではなく 3 桁に指定したり、生成されるイメージの元のフォルダーを指定したりできます。

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、変更したい生成データのプロパティを見つけて [プロパティの種類の変更] Ee341407.c4968582-0dae-407e-961b-80ffa2838f3b(ja-jp,Expression.40).png をクリックします。

  2. ポップアップ メニューが表示されたら、[種類] フィールドの下に表示されるフィールドを変更します。

    新しいサンプル データが生成されます。アートボードのオブジェクトにデータが既に表示されている場合は、そのデータが更新されます。

    文字列プロパティを変更し、ランダム リストの代わりに電話番号を生成する

    Ee341407.8b1307aa-8568-4a9c-a547-e25d9ac73013(ja-jp,Expression.40).png

    イメージ プロパティを変更し、既定の椅子の画像の代わりに特定のフォルダーにあるイメージを使用する

    Ee341407.f62d8ae8-6655-481c-bf93-243efd5e0aa2(ja-jp,Expression.40).png

    tip noteヒント :

    Expression Blend がサンプル イメージを取得するフォルダーを指定することによって、イメージ データ プロパティを変更する場合は、そのフォルダー内のイメージ ファイルが SampleData プロジェクト フォルダー内のデータ ソース フォルダーのサブフォルダーにコピーされます。

    Ee341407.7448033e-c71e-44a6-bc0e-17d55018390d(ja-jp,Expression.40).png

データ プロパティ (列見出し) の名前を変更するには

コレクションを DataGrid コントロールなどのコントロールにドラッグするときに、アートボードの列見出しにスキーマ内のプロパティ名が使用されます。スキーマ プロパティの名前は [データ] パネルで変更できますが、アートボードの DataGrid オブジェクトにデータが既に表示されている場合は、列の [Header] プロパティを変更する必要があります。

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、名前を変更したいプロパティの名前をダブルクリックして編集可能にします。新しい名前を入力し、Enter キーを押します。

    既存のデータのバインドが、新しいプロパティ名を使用するために更新されます。

  2. アートボードの DataGrid オブジェクトの列でデータが使用された場合は、[オブジェクトとタイムライン] パネルでコレクションを表示する DataGrid オブジェクトを展開し、[Columns] オブジェクトを展開してから、名前を変更する列を選択します。[プロパティ] パネルで [Header] プロパティに新しい名前を入力して、Enter キーを押します。

サンプル データの値を手動で変更するには

データを含むコレクションを編集することによって、手動でデータを変更します。生成されるデータでも XML ファイルからインポートされるデータでも、変更することができます。これは、どちらの形式のサンプル データも SampleData プロジェクト フォルダーのファイルに格納されるからです。

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、データを変更したいコレクションを見つけて [サンプル値の編集] Ee341407.05e097fd-b5b7-4a06-b97a-bf7ece17b6c6(ja-jp,Expression.40).png をクリックします。

    Ee341407.8951281b-fc87-4fe1-b6fc-e9717a26667b(ja-jp,Expression.40).png

  2. [サンプル値の編集] ダイアログ ボックスで、生成されるデータ、生成されるレコードの数、または列に表示されるデータの種類を変更します。たとえば、イメージをダブルクリックして別のイメージ ファイルを選択します。

    Ee341407.c752919c-2d0e-49d1-b4dd-73d53baee147(ja-jp,Expression.40).png

    アートボードのオブジェクトにデータが既に表示されている場合は、オブジェクトが更新されて、新しく生成されたデータが表示されます。

データのツリー構造を作成するには

既定では、コレクション プロパティが生成されるときに、データのフラット コレクションが作成されます。データ コントロールでフラット コレクション (ListBox コントロールや DataGrid コントロールなど) を使用できます。ただし、TreeView コントロールなどで表示する階層構造になったデータを生成することもできます。

  1. [データ] パネルでサンプル データ ソースを展開し、構造をフラットから階層に変更したいコレクションを見つけ、プラス記号 Ee341407.203a14a5-0db2-486e-9b94-4fdf658d531b(ja-jp,Expression.40).png の横にある矢印をクリックしてから、表示されたドロップダウン メニューで [階層コレクションに変換] をクリックします。

    フラット コレクションが入れ子になったコレクションに変換されると、コレクションは 5 階層の入れ子のプロパティを提供します。コレクションの 2 レベル目の名前が編集可能になります。

  2. わかりやすい名前を入力して、Enter キーを押します。

    これでコレクションを [TreeView] などの階層オブジェクトにドラッグしてデータを表示できるようになりました。

データの変更後にオブジェクトを更新するには

アートボードのオブジェクトに表示されるサンプル データ アイテムの値を変更すると、オブジェクトが新しい値を表示するように自動的に更新されます。

ただし、データのコレクションでプロパティを追加または削除したり、データ プロパティの種類を変更した場合は、データの構造 (スキーマ) が変更されるので、オブジェクトは更新されません。表示されるデータの構造を変更する場合は、バインドを作成し直す必要があります。

データ構造の変更後に [ListBox] オブジェクトを更新するには

  • [データ] パネルから、表示したいアイテムを ListBox オブジェクトにドラッグします。

    Noteメモ :

    新しい ItemTemplate が作成されます。ただし、Listbox に関連付けられた以前の ItemTemplate は削除されません。

データ構造の変更後に [DataGrid] オブジェクトを更新するには

  1. [オブジェクトとタイムライン] パネルで、DataGrid オブジェクトの下の [Columns] ノードを展開し、更新されたデータを表示する列を削除します。

  2. 表示する変更済みコレクション プロパティを [データ] パネルから DataGrid オブジェクトにドラッグします。

    新しい列が DataGrid オブジェクトの末尾に追加され、プロパティにあるデータが表示されます。

  3. DataGrid オブジェクトの列の順序を変更する場合は、[オブジェクトとタイムライン] パネルの [Columns] ノードで、列を別の位置にドラッグします。

関連項目

タスク

サンプル データの生成
XML ファイルからのサンプル データのインポート

その他のリソース

コントロールでのデータ表示

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