サンプル データの生成
Microsoft Expression Blend の [データ] パネルにあるツールを使って、アプリケーションのサンプル データを生成できます。サンプル データは、デザイン時にアクセスできないライブ データを表示するコントロールの外観をデザインするのに便利です。
ユーザーが手動で定義するスキーマを基にサンプル データを生成できるだけでなく、クラスを基にサンプル データを生成することも可能です。クラスからサンプル データを作成する場合、データは XAML ファイル形式で提供され、SampleData フォルダーに格納されます。
サンプル データを生成するには
アートボードの [デザイン] ビュー または [分割] ビュー で XAML ドキュメントを開き、サンプル データ ツールを有効にします。
[データ] パネルが表示されない場合は、[ウィンドウ] メニューの [データ] の横にチェック マークが表示されていることを確認します。
詳細については、「ワークスペース パネルの追加または削除」を参照してください。
[データ] パネルで、[サンプル データの作成] 、[新しいサンプル データ] の順にクリックします。
[新しいサンプル データ] ダイアログ ボックスの [データ ソース名] フィールドにわかりやすいデータ ソース名を入力します。
[データ ソースの作成先] で、次のいずれかを選択します。
プロジェクト プロジェクトのすべてのドキュメントでデータを使用できるようにするには、このオプションを使用します。
このドキュメント 現在開いている XAML ドキュメントでのみデータを使用できるようにするには、このオプションを使用します。
F5 キーを押してアプリケーションを実行したときにサンプル データを表示できるようにするには、[アプリケーションの実行中にサンプル データを有効化] が選択されていることを確認します。このオプションを選択しないと、サンプル データがアートボードのみに表示され、実行時にアプリケーション ウィンドウには表示されません。
[OK] をクリックして [新しいサンプル データ] ダイアログ ボックスを閉じ、サンプル データを作成します。
[プロジェクト] パネルの [SampleData] というフォルダーに、新しいサンプル データ ソースのサブフォルダーが追加されます。これには、データを定義するのに必要なファイルが含まれます。
[データ] パネルで、新しいデータ ソースのノードを展開して、サンプル データのスキーマを表示することができます。文字列とブール型プロパティの最初のコレクションは、Expression Blend で生成されたものです。
メモ : [データ] パネルには、データそのものではなく、データの構造 (またはスキーマ) が表示されます。たとえば、[データ] パネルでは、[Collection] ノードが表示され、その下に文字列プロパティ (Property1) が表示されます。これは、データが各レコードが文字列を含むレコードのコレクションから構成されていることを意味します。生成された実際のデータを表示するには、[Collection] ノード の横にある [サンプル値の編集] をクリックします。
これで [Collection] ノードをアートボードにドラッグしてリスト ボックスを作成したり、DataGrid オブジェクトなどの既存のオブジェクトにドラッグしてデータを表示できるようになります。
アートボードに最初に生成されたコレクションをドラッグして生成したアイテム リスト
DataGrid オブジェクトに最初に生成されたコレクションをドラッグした後のアイテム リスト
サンプル データを変更して、プロパティを追加したり、値を変更することもできます。
詳細については、「サンプル データの変更」を参照してください。
関連項目
タスク
サンプル データの変更
XML ファイルからのサンプル データのインポート
その他のリソース
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