構造体 : 独自のデータ型
更新 : 2007 年 11 月
構造体は、以前のバージョンの Visual Basic でサポートされるユーザー定義型 (UDT: User-Defined Type) を一般化したものです。構造体は、フィールドの他、プロパティ、メソッド、およびイベントを公開します。構造体は 1 つ以上のインターフェイスを実装でき、フィールドごとにアクセス レベルを宣言できます。
異なる型のデータ項目を組み合わせて構造体を作成できます。構造体は、1 つ以上の要素を互いに、または構造体そのものと関連付けます。構造体を宣言すると複合データ型になり、その型の変数を宣言できます。
関連する複数の情報を 1 つの変数に保持する場合には構造体が有効です。たとえば、従業員名、内線番号、給与をまとめておく場合などです。この情報用に複数の変数を使用することもできますが、構造体を定義して個別の従業員用の変数として使用することもできます。従業員数が多く、その結果、変数のインスタンスを多数保持するような場合は、構造体は明らかに有効です。
このセクションの内容
方法 : 構造体を宣言する
構造体とその要素の宣言方法について説明します。構造体の変数
変数への構造体の代入と要素へのアクセスについて説明します。構造体とその他のプログラミング要素
構造体の配列、オブジェクト、プロシージャ、および構造体そのものとのやり取りについてまとめています。構造体とクラス
構造体とクラスの類似点と相違点について説明します。
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Visual Basic におけるデータ型
Visual Basic データ型を示し、使用方法について説明します。データ型の概要 (Visual Basic)
Visual Basic で用意されている基本データ型を一覧で紹介します。