/warn (警告レベルの指定) (C# コンパイラ オプション)
更新 : 2007 年 11 月
/warn オプションは、コンパイラが表示する警告レベルを指定します。
/warn:option
引数
option
コンパイルで表示させる警告のレベルです。値が小さいほど、表示される警告が増え、重大度の高い警告だけが表示されます。また、値が大きいほど、より多くの警告が表示されます。次の 0 ~ 4 の値を指定できます。警告レベル
説明
0
すべての警告メッセージの出力をオフにします。
1
重大な警告メッセージを表示します。
2
レベル 1 の警告に加えて、より重大度が低いいくつかの警告を表示します。表示される警告には、クラス メンバが非表示になっていることについての警告などがあります。
3
レベル 2 の警告に加えて、それより重大度が低いいくつかの警告を表示します。これには、常に true または false になる式に関する警告などが含まれます。
4 (既定)
レベル 3 のすべての警告と、情報を提供するだけの警告を表示します。
解説
ヘルプ索引でエラー コードを検索することにより、エラーまたは警告に関する情報を参照できます。エラーまたは警告に関する情報を入手するための他の方法については、「方法 : コンパイラ エラーのヘルプを見つける」を参照してください。
すべての警告をエラーとして扱うには、/warnaserror を使用します。特定の警告を無効にするには、/nowarn を使用します。
/w は /warn の省略形です。
Visual Studio 開発環境でこのコンパイラ オプションを設定するには
プロジェクトの [プロパティ] ページを開きます。
[ビルド] プロパティ ページをクリックします。
[警告レベル] プロパティを変更します。
このコンパイラ オプションをプログラムで設定する方法については、「WarningLevel」を参照してください。
使用例
in.cs をコンパイルし、コンパイラでレベル 1 の警告だけを表示する例を次に示します。
csc /warn:1 in.cs