[パラメータ ヒント]

更新 : 2007 年 11 月

[パラメータ ヒント] 機能を使用すると、[パラメータ] ボックスが開いて、関数または属性で必要とされるパラメータの数、名前、およびデータ型について確認できます。

解説

太字のパラメータは、入力した関数で次に必要なパラメータを表しています。

パラメータ ヒント イメージ

オーバーロードされた関数の場合、↑キーと↓キーを使用して、オーバーロードごとに異なるパラメータ情報を表示できます。

オーバーロードのパラメータ ヒント イメージ

関数やパラメータに XML ドキュメント コメントによる注釈を付けると、そのコメントがパラメータ ヒントとして表示されます。詳細については、「XML コード コメントの追加」を参照してください。

[パラメータ] ボックスには、入れ子になっている関数についてもパラメータの情報が表示されます。ほかの関数のパラメータとして関数を入力する場合、[パラメータ] ボックスには内部関数のパラメータが表示されます。内部関数の [パラメータ] ボックスが完了すると、[パラメータ] ボックスには再び外部関数のパラメータが表示されます。

C++ では、テンプレート用のパラメータ情報を表示できます。C# では、ジェネリック型パラメータに関する情報を表示できます。

25cey46e.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

IDE に表示される機能は、有効にされている設定やエディションに依存し、ヘルプに記載されている内容とは異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

関数の [パラメータ ヒント] を表示するには

  1. 関数名の後に左かっこを入力します。通常 [パラメータ] ボックスを開く場合と同様です。

    IntelliSense は関数の宣言全体をポップアップ ウィンドウとしてカーソル位置のすぐ下に表示します。一覧の最初のパラメータは太字で表示されます。

  2. 関数のパラメータを入力していくと、次に入力する必要のあるパラメータに応じて太字が変わります。

  3. Esc キーを押して一覧を閉じるか、関数が完了するまで入力を続けます。

    [パラメータ] ボックスは、右かっこを入力して閉じることもできます。

既定で [パラメータ ヒント] をオフにするには、該当言語の [全般] プロパティ ページの [パラメータ ヒント] の選択を解除します。詳細については、「IntelliSense オプションの変更」を参照してください。

[パラメータ ヒント] は、次のように手動で呼び出すこともできます。

  • [編集] メニューの [IntelliSense] をクリックし、[パラメータ ヒント] をクリックします。

  • Ctrl キーと Shift キーを押しながら Space キーを押します。

  • [テキスト エディタ] ツール バーの [パラメータ ヒント] ボタンをクリックします。

[C++]

テンプレートの [パラメータ ヒント] を表示するには

  1. テンプレート クラスに続けて "<" を入力します。クラス宣言が最初のパラメータ (太字で表示) と一緒にポップアップ表示されます。

  2. パラメータを入力していくと、関数のトピックで説明したように、次に入力するパラメータが太字に変わります。

属性のテンプレートの [パラメータ ヒント] を表示するには

  1. 属性ブロックでは、属性に続けて左かっこを入力します。使用できる属性パラメータ リストがポップアップ表示されます。

  2. 関数およびテンプレートの [パラメータ ヒント] とは異なり、次に入力する必要のあるパラメータは太字で表示されません。属性では、パラメータの順序が重要ではないためです。

  3. 値を取るパラメータ (モジュール属性型パラメータなど) に続けて "=" を入力すると、選択できる値のリストがポップアップ表示されます。

参照

その他の技術情報

IntelliSense の使用方法