方法 : SQL Server 2000 のデバッグ用に DCOM を構成する
更新 : 2007 年 11 月
このトピックの内容は、次の製品に該当します。
Edition |
Visual Basic |
C# |
C++ |
Web Developer |
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Express |
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Standard |
||||
Pro/Team |
表の凡例 :
対象 |
|
該当なし |
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既定で非表示のコマンド |
SQL デバッグは、分散コンポーネント オブジェクト モデル (DCOM) を使用して、クライアント コンピュータとデータベース サーバー間で通信します。このため、リモート ユーザーがデバッガをプロセスにアタッチできるように DCOM を設定する必要があります。
注意 : |
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SQL Server を実行しているコンピュータのセキュリティのため、特定のグループまたはユーザーへのデバッグ アクセスを制限する場合もあります。Everyone にアクセス許可を付与しないでください。この設定を行うと、ネットワーク上のすべてのユーザーにアクセスを許可することになります。セキュリティ モデルの違いにより、SQL Server 2000 は、リモート デバッグにおいて個別の DCOM アクセス許可をチェックしません。 |
メモ : |
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ローカル SQL Server でデバッグするためにリモート ユーザーのアカウントを追加する場合は、dcomcnfg.exe を使用してユーザー アカウントを追加しない限り、ローカル ユーザーはローカル SQL Server でデバッグできません。 |
メモ : |
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ローカル コンピュータで SQL Server に接続している場合でも、SQL のデバッグに DCOM アクセス許可を設定することもあります。 |
メモ : |
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使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。 |
Windows 2000
最初に DCOM をダウンロードし、インストールすることが必要な場合もあります。その場合は、https://www.microsoft.com/japan/com/ で最新バージョンを入手してください。
DCOM を設定するコンピュータに対する管理者権限が必要です。
サーバーで SQL デバッグ用に DCOM を設定するには
[スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[名前] ボックスに、「dcomcnfg.exe」と入力します。
[OK] をクリックします。
[Distributed COM Configuration のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。
[既定のセキュリティ] タブをクリックします。
[既定のアクセス許可] の [既定値の編集] をクリックします。
[レジストリ値のアクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。アクセスを必要とするグループまたはユーザーがアクセス権のボックスの一覧に表示されない場合は、[追加] をクリックします。
[ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [追加する名前] ボックスで、アクセスが必要なグループまたはユーザーを [名前] ボックスの一覧でクリックするか、[追加する名前] ボックスに入力します。
グループまたはユーザー名を選択し、[アクセスの種類] ボックスの一覧の [アクセスの許可] をクリックします。
[OK] をクリックします。
アクセス権の一覧に [SYSTEM] が表示されない場合は、もう一度 [追加] をクリックします。
[ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [名前の追加] ボックスで、[名前] ボックスの一覧の [SYSTEM] をクリックするか、[追加する名前] ボックスに入力します。
[SYSTEM] をクリックし、[アクセスの種類] ボックスの一覧の [アクセスの許可] をクリックします。
[OK] をクリックします。
この手順で設定を変更した場合は、SQL Server を再起動します。
Windows XP
最初に DCOM をダウンロードし、インストールすることが必要な場合もあります。その場合は、https://www.microsoft.com/japan/com/ で最新バージョンを入手してください。
DCOM を設定するコンピュータに対する管理者権限が必要です。
サーバーで SQL デバッグ用に DCOM を設定するには
[スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
[名前] ダイアログ ボックスに、「dcomcnfg.exe」と入力します。
[OK] をクリックします。
[コンポーネント サービス] ダイアログ ボックスが表示されます。
[コンポーネント サービス] ダイアログ ボックスの左ペインで、[コンポーネント サービス] ノードを展開して [コンピュータ] をクリックします。次に、DCOM を構成するコンピュータを検索します。
コンピュータを右クリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。
[プロパティ] ダイアログ ボックスの [既定の COM セキュリティ] タブをクリックします。
[アクセス許可] で、[既定値の編集] をクリックします。
[アクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。
アクセスを必要とするグループまたはユーザーがアクセス許可の一覧に表示されない場合は、[追加] をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、アクセス許可が必要なグループまたはユーザーの名前を入力します。
[OK] をクリックします。
ユーザーが一覧に追加されます。
アクセス許可の一覧に [SYSTEM] が表示されない場合は、[追加] をクリックします。
[ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。
[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、「SYSTEM」と入力します。
[OK] をクリックします。
SYSTEM が一覧に追加されます。
[アクセス許可] ボックスで、追加した各ユーザーに対して [許可] を選択します。
[OK] をクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
この手順で設定を変更した場合は、SQL Server を再起動します。
参照
参照
SQL デバッグ セットアップのエラーとトラブルシューティング