方法 : SQL Server 2000 のデバッグ用に DCOM を構成する

更新 : 2007 年 11 月

このトピックの内容は、次の製品に該当します。

Edition

Visual Basic

C#

C++

Web Developer

Express

トピック該当なし トピック該当なし トピック該当なし トピック該当なし

Standard

トピック該当なし トピック該当なし トピック該当なし トピック該当なし

Pro/Team

トピック該当 トピック該当 トピック該当 トピック該当

表の凡例 :

トピック該当

対象

トピック該当なし

該当なし

トピックは該当しますが、コマンドは既定では非表示です

既定で非表示のコマンド

SQL デバッグは、分散コンポーネント オブジェクト モデル (DCOM) を使用して、クライアント コンピュータとデータベース サーバー間で通信します。このため、リモート ユーザーがデバッガをプロセスにアタッチできるように DCOM を設定する必要があります。

6ksc0a82.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif注意 :

SQL Server を実行しているコンピュータのセキュリティのため、特定のグループまたはユーザーへのデバッグ アクセスを制限する場合もあります。Everyone にアクセス許可を付与しないでください。この設定を行うと、ネットワーク上のすべてのユーザーにアクセスを許可することになります。セキュリティ モデルの違いにより、SQL Server 2000 は、リモート デバッグにおいて個別の DCOM アクセス許可をチェックしません。

6ksc0a82.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ローカル SQL Server でデバッグするためにリモート ユーザーのアカウントを追加する場合は、dcomcnfg.exe を使用してユーザー アカウントを追加しない限り、ローカル ユーザーはローカル SQL Server でデバッグできません。

6ksc0a82.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

ローカル コンピュータで SQL Server に接続している場合でも、SQL のデバッグに DCOM アクセス許可を設定することもあります。

6ksc0a82.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

Windows 2000

最初に DCOM をダウンロードし、インストールすることが必要な場合もあります。その場合は、https://www.microsoft.com/japan/com/ で最新バージョンを入手してください。

DCOM を設定するコンピュータに対する管理者権限が必要です。

サーバーで SQL デバッグ用に DCOM を設定するには

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [名前] ボックスに、「dcomcnfg.exe」と入力します。

  3. [OK] をクリックします。

    [Distributed COM Configuration のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [既定のセキュリティ] タブをクリックします。

  5. [既定のアクセス許可] の [既定値の編集] をクリックします。

  6. [レジストリ値のアクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。アクセスを必要とするグループまたはユーザーがアクセス権のボックスの一覧に表示されない場合は、[追加] をクリックします。

  7. [ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [追加する名前] ボックスで、アクセスが必要なグループまたはユーザーを [名前] ボックスの一覧でクリックするか、[追加する名前] ボックスに入力します。

  8. グループまたはユーザー名を選択し、[アクセスの種類] ボックスの一覧の [アクセスの許可] をクリックします。

  9. [OK] をクリックします。

  10. アクセス権の一覧に [SYSTEM] が表示されない場合は、もう一度 [追加] をクリックします。

    1. [ユーザーとグループの追加] ダイアログ ボックスの [名前の追加] ボックスで、[名前] ボックスの一覧の [SYSTEM] をクリックするか、[追加する名前] ボックスに入力します。

    2. [SYSTEM] をクリックし、[アクセスの種類] ボックスの一覧の [アクセスの許可] をクリックします。

    3. [OK] をクリックします。

  11. この手順で設定を変更した場合は、SQL Server を再起動します。

Windows XP

最初に DCOM をダウンロードし、インストールすることが必要な場合もあります。その場合は、https://www.microsoft.com/japan/com/ で最新バージョンを入手してください。

DCOM を設定するコンピュータに対する管理者権限が必要です。

サーバーで SQL デバッグ用に DCOM を設定するには

  1. [スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックします。

  2. [名前] ダイアログ ボックスに、「dcomcnfg.exe」と入力します。

  3. [OK] をクリックします。

    [コンポーネント サービス] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [コンポーネント サービス] ダイアログ ボックスの左ペインで、[コンポーネント サービス] ノードを展開して [コンピュータ] をクリックします。次に、DCOM を構成するコンピュータを検索します。

  5. コンピュータを右クリックし、ショートカット メニューの [プロパティ] をクリックします。

  6. [プロパティ] ダイアログ ボックスの [既定の COM セキュリティ] タブをクリックします。

  7. [アクセス許可] で、[既定値の編集] をクリックします。

    [アクセス許可] ダイアログ ボックスが表示されます。

  8. アクセスを必要とするグループまたはユーザーがアクセス許可の一覧に表示されない場合は、[追加] をクリックします。

    [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

    1. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、アクセス許可が必要なグループまたはユーザーの名前を入力します。

    2. [OK] をクリックします。

      ユーザーが一覧に追加されます。

  9. アクセス許可の一覧に [SYSTEM] が表示されない場合は、[追加] をクリックします。

    [ユーザーまたはグループの選択] ダイアログ ボックスが表示されます。

    1. [選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに、「SYSTEM」と入力します。

    2. [OK] をクリックします。

      SYSTEM が一覧に追加されます。

  10. [アクセス許可] ボックスで、追加した各ユーザーに対して [許可] を選択します。

  11. [OK] をクリックして、[プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

  12. この手順で設定を変更した場合は、SQL Server を再起動します。

参照

参照

SQL デバッグ セットアップのエラーとトラブルシューティング

その他の技術情報

SQL デバッグの設定

デバッグの設定と準備