タブおよびタブ コントロールの属性

更新 : 2007 年 11 月

タブ コントロール (CTabCtrl) を構成するタブの外観と動作は、柔軟に制御できます。各タブには、ラベル、アイコン、項目の状態、およびアプリケーション定義の 32 ビット値を関連付けることができます。各タブでは、アイコン、ラベル、またはその両方を表示できます。

さらに、各タブ項目には、押されている状態、押されていない状態、および強調表示の 3 つの状態を設定できます。この状態は、既存のタブ項目を変更することによってのみ設定できます。既存のタブ項目を変更するには、GetItem を呼び出してタブ項目を取得し、TCITEM 構造体 (具体的には dwState データ メンバと dwStateMask データ メンバ) を変更します。次に、SetItem を呼び出して、変更した TCITEM 構造体を返します。CTabCtrl オブジェクトのすべてのタブ項目の状態を解除する場合は、DeselectAll を呼び出します。この関数は、すべてのタブ項目、または現在選択されている項目以外のすべてのタブ項目の状態をリセットします。

すべてのタブ項目の状態をクリアし、3 番目の項目の状態を変更するコードは、次のとおりです。

//modify the third item to be highlighted
TCITEM curItem = {0};

m_TabCtrl.DeselectAll(FALSE); //reset all tab items
curItem.mask = TCIF_STATE;
m_TabCtrl.GetItem(2, &curItem);
curItem.mask = TCIF_STATE;
curItem.dwState = TCIS_HIGHLIGHTED;
curItem.dwStateMask = TCIS_HIGHLIGHTED;
m_TabCtrl.SetItem(2, &curItem);

タブの属性の詳細については、Windows SDK の「Tabs and Tab Attributes」を参照してください。タブ コントロールにタブを追加する詳細については、「タブ コントロールへのタブの追加」を参照してください。

参照

概念

コントロール (MFC)

参照

CTabCtrl の使い方