データベース オブジェクトとサーバー オブジェクトのテンプレートの概要

データベース プロジェクトに項目を追加すると、その項目の既定の定義が、プロジェクト項目テンプレートと呼ばれるプロトタイプから生成されます。 既存のテンプレートをカスタマイズできます。 チームが使用するすべてのテンプレートにコメントを追加する場合などに、既存のテンプレートをカスタマイズできます。 類似のオブジェクトを作成する場合、別のデータベース内に作成する場合でも、カスタム テンプレートを作成しておくと手間が省けます。

テンプレートの操作

次のトピックでは、プロジェクト項目テンプレートの概要、およびプロジェクト項目テンプレートを使用して独自のデータベース プロジェクト項目を作成する方法について説明しています。

Aa833203.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

データベース プロジェクトからプロジェクト テンプレートまたは項目テンプレートをインポートするとき、カスタム テンプレートは [マイ テンプレート] の下の [Visual Studio テンプレート] に表示されます。 [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスの [マイ テンプレート] の下の [データベース プロジェクト テンプレート] には表示されません。

データベース オブジェクト テンプレート

データベース オブジェクトのテンプレートは、Microsoft Visual Studio 2005 のインストール フォルダの \DBPro\ItemTemplates\ フォルダおよび \DBPro\Items フォルダに格納されています。Microsoft SQL Server 2000 および SQL Server 2005 には、それぞれ独自のテンプレートが存在します。

データベース オブジェクト テンプレートの置き換え可能なパラメータ

データベース オブジェクト テンプレートの .sql ファイル内では、次の置き換え可能なパラメータを使用できます。

  • $ChildObjectName$
    子データベース オブジェクトの名前を格納します。 このパラメータは、インデックスなどの項目のテンプレートを定義するときに使用します。インデックスでは、定義するオブジェクトには、別のデータベース オブジェクトとの親子関係が設定されています。

  • $ParentObjectName$
    親データベース オブジェクトの名前を格納します。 このパラメータは、インデックスなどの項目のテンプレートを定義するときに使用します。インデックスでは、定義するオブジェクトには、別のデータベース オブジェクトとの子親関係が設定されています。

  • $rawname$
    ユーザーが [新しい項目の追加] ダイアログ ボックスのオブジェクトに付ける未変更の名前を格納します。 このパラメータは、ユーザー、ロールなどのオブジェクトのテンプレートを定義するときに使用します。

  • $SchemaName$
    データベース スキーマの名前を格納します。 このパラメータは、インデックスなどの項目のテンプレートを定義するときに使用します。インデックスでは、定義するオブジェクトには、別のデータベース オブジェクトとの子親関係が設定されています。 親オブジェクト名には、スキーマ名をプレフィックスとして指定する必要があります。 たとえば、"ALTER TABLE[$SchemaName$].[$ParentObjectName$]ADD CONSTRAINT[$ChildObjectName$]UNIQUE(column_1)" のように指定できます。

  • $SchemaQualifiedObjectName$
    スキーマで修飾されたオブジェクト名を格納します。 たとえば、テーブルの作成スクリプトでは、"CREATE TABLE $SchemaQualifiedObjectName$ (col1 INT NOT NULL)" のように使用します。

参照

概念

Database Edition の用語の概要

その他の技術情報

Visual Studio テンプレート

プロジェクトと項目テンプレートの検索および共有

詳細なテンプレート手順

Visual Studio テンプレート参照