方法 : ビルド前またはビルド後に実行するカスタム動作を指定する
データベース プロジェクトをビルドして配置する前または配置した後にアクションを実行する必要がある場合、ビルド前に実行するコマンド ラインまたはビルド後に実行するコマンド ラインを指定してアクションを実行できます。これらのコマンド ラインは、プロジェクトのプロパティを使用して指定します。たとえば、次の場合にビルド前に実行するコマンド ラインまたはビルド後に実行するコマンド ラインを使用します。
(ビルド前) データベース プロジェクトと SQLCLR プロジェクトを同期させるために、.sql ファイルを SQLCLR プロジェクトからスキーマ オブジェクト内にコピーする場合。
(ビルド後) ビルド結果をアーカイブまたは圧縮する場合。または XSD.EXE を実行して DataSet クラスを更新する場合。
ビルド前に実行するコマンド ラインを指定するには
ソリューション エクスプローラで、ビルド前に実行するコマンド ラインを指定するデータベース プロジェクトを右クリックし [プロパティ] をクリックします。
[プロジェクトのプロパティ] ウィンドウで、[ビルド イベント] タブをクリックします。
以下のいずれかを実行します。
実行するコマンド ラインがわかっている場合は、[ビルド前に実行するコマンド ライン] に、データベース プロジェクトのビルド前に実行するコマンド ラインを入力し、手順 5. に進みます。
ビルド マクロを使用する場合は、[ビルド前の編集] をクリックします。[ビルド前に実行するコマンド ライン] ダイアログ ボックスで、実行するコマンド ラインを入力します。リスト内のマクロをクリックし、[挿入] をクリックすると、コマンド ラインにマクロを挿入できます。
コマンド ラインの編集が終了したら、[OK] をクリックします。
[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックし、行った変更をプロジェクト プロパティに保存します。
データベース プロジェクトを次回ビルドするとき、データベース プロジェクトがビルドされる前にコマンド ラインが実行されます。
ビルド後に実行するコマンド ラインを指定するには
ソリューション エクスプローラで、ビルド前に実行するコマンド ラインを指定するデータベース プロジェクトを右クリックし [プロパティ] をクリックします。
[プロジェクトのプロパティ] ウィンドウで、[ビルド イベント] タブをクリックします。
以下のいずれかを実行します。
実行するコマンド ラインがあらかじめわかっている場合は、データベース プロジェクトのビルド後に実行するコマンド ラインを [ビルド後に実行するコマンド ライン] に入力し、手順 5. に進みます。
ビルド マクロを使用する場合は、[ビルド後の編集] をクリックします。[ビルド後に実行するコマンド ライン] ダイアログ ボックスで、実行するコマンド ラインを入力します。リスト内のマクロをクリックし、[挿入] をクリックすると、コマンド ラインにマクロを挿入できます。
コマンド ラインの編集が終了したら、[OK] をクリックします。
ビルドが成功した場合に限りコマンド ラインを実行する場合は、[ビルド後のコマンド ラインの実行条件] ボックスの一覧の [ビルドが成功したとき] をクリックします。ビルドが失敗した場合でもコマンド ラインを実行する場合、つまり必ずコマンド ラインを実行する場合は、[ビルド後のコマンド ラインの実行条件] ボックスの一覧の [常に行う] をクリックします。
[ファイル] メニューの [選択されたファイルを上書き保存] をクリックし、行った変更をプロジェクト プロパティに保存します。
データベース プロジェクトを次回ビルドするとき、データベース プロジェクトがビルドされた後にコマンド ラインが実行されます。
参照
処理手順
概念
参照
[ビルド前に実行するコマンド ライン] / [ビルド後に実行するコマンド ライン] ダイアログ ボックス (Database Edition)