[ビルド前に実行するコマンド ライン] / [ビルド後に実行するコマンド ライン] ダイアログ ボックス (Database Edition)
ビルド イベント ペインで、[ビルド前に実行するコマンド ライン] ボックスまたは [ビルド後に実行するコマンド ライン] ボックスに直接入力すると、ビルド前のイベントまたはビルド後のイベントを作成できます。[ビルド前の編集] または [ビルド後の編集] をクリックし、使用できるマクロの一覧からビルド前およびビルド後のマクロを指定することもできます。
メモ : |
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ビルド前のイベントは、プロジェクトが最新の状態で、ビルドが発生しない場合には実行しません。ビルド後のイベントを制御するには、ビルド イベント ペインの [ビルド後のコマンド ラインの実行条件] ボックスの一覧の項目をクリックします。 |
[ビルド前に実行するコマンド ライン] と [ビルド後に実行するコマンド ライン]
ビルド前またはビルド後に実行するイベントを指定します。メモ .bat ファイルを実行するビルド後の各コマンドの前には、call ステートメントを追加します。たとえば、call C:\MyFile.bat または call C:\MyFile.bat call C:\MyFile2.bat を追加します。
[マクロ]
ビルド前またはビルド後のイベントとして挿入できるマクロの一覧の表示/非表示を切り替えます。[マクロ テーブル]
使用可能なマクロとその値を一覧表示します。各マクロの詳細については、次のセクションを参照してください。ビルド前またはビルド後のイベントとして挿入するマクロは、一度に 1 つだけ選択できます。挿入]
指定したマクロを、ビルド前またはビルド後のイベントとして挿入します。
マクロ
次の表に示すマクロを使用すると、ファイルの位置を指定したり、複数の選択肢がある場合に入力ファイルの実際の名前を取得したりできます。これらのマクロの大文字と小文字は区別されません。
マクロ |
説明 |
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$(Configuration) |
現在のプロジェクト構成の名前 ("Default" など) です。 |
$(MSBuildProjectName) |
プロジェクトの基本名です。 |
$(MSBuildProjectExtension) |
プロジェクトのファイル名の拡張子です。ファイル拡張子の前にピリオド (.) を挿入します。 |
$(PlatformName) |
現在対象となっているプラットフォームの名前 ("AnyCPU" など) です。 |
$(OutputPath) |
ビルドのプライマリ出力ファイルの絶対パス名 (ドライブ、パス、基本名、およびファイル名の拡張子で定義) です。 |
$(OutputType) |
プロジェクトの出力の種類です。データベース プロジェクトの場合、出力の種類は "データベース" です。 |
$(DBProduct) |
このデータベース プロジェクトのターゲットとなる Microsoft SQL Server のバージョンです。結果は、SQL Server 2000 または SQL Server 2005 になります。 |
$(TargetDatabase) |
ターゲット データベースの名前です。 |
$(TargetConnectionString) |
ターゲット データベースが格納されている (または格納される) サーバーに接続するときに使用する接続文字列です。 |
$(MSBuildBinPath) |
MSBuild のバイナリ ファイルのパス (たとえば、C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727) です。 |
$(DefaultSchema) |
非修飾オブジェクトの既定のスキーマです。 |
$(DeploymentCollationPreference) |
指定した場合、ソースとターゲットの照合順序で生じた矛盾を処理するための優先順位を表します。既定では、優先順位は [なし] です。 |
$(AnsiNulls) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(AnsiPadding) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(AnsiWarnings) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(ArithAbort) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(ConcatNullYieldsNull) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(NumericRoundAbort) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(QuotedIdentifier) |
詳細については、「データベース プロジェクト設定の概要」を参照してください。 |
$(SolutionDir) |
ソリューションのディレクトリ (ドライブとパスで定義) です。結果の最後に円記号 (\) が含まれます。 |
$(SolutionPath) |
ソリューションの絶対パス名 (ドライブ、パス、基本名、およびファイル名の拡張子で定義) です。 |
$(SolutionName) |
ソリューションの基本名です。 |
$(SolutionFileName) |
ソリューションのファイル名 (基本名とファイル名の拡張子で定義) です。 |
$(SolutionExt) |
ソリューションのファイル名の拡張子です。結果では、ファイル拡張子の前にピリオド (.) が挿入されます。 |
$(DevEnvDir) |
Visual Studio 2005 のインストール ディレクトリ (ドライブとパスで定義) です。結果では、最後に円記号 (\) が含まれます。 |
参照
処理手順
方法 : ビルド前またはビルド後に実行するカスタム動作を指定する