データベース単体テスト ファイル

Visual Studio Team System Test Edition のテストと同様に、データベース単体テストはテスト プロジェクト中に常駐しています。データベース単体テストを構成する項目は、ソリューション エクスプローラ内のテスト プロジェクトの階層内に表示されます。

データベース単体テストは、複数のファイルに含まれる複数の項目で構成されます。次の表に、データベース単体テストの作成に関係するファイルを示します。

ファイル

説明

.cs または .vb

ソース コード ファイルには、[TestClass] 属性で装飾されたクラスが含まれます。このクラスには、含まれているデータベース単体テストごとに単一のテスト メソッドが含まれます。これらのメソッドも、[TestMethod] 属性で適切に装飾されています。

各テスト メソッドには、T-SQL (Transact-SQL) テスト スクリプトを実行するのに適切なコードが含まれます。このコードは、テスト メソッドの作成時に生成され、修正できます。

Aa833279.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
ソリューション エクスプローラで、このファイルをダブルクリックすると、そのテスト クラスによってデータベース単体テスト デザイナが開かれます。.cs ファイルまたは .vb ファイルを開いてソース コードを確認するには、ソリューション エクスプローラでそのファイルを右クリックし、[コードの表示] をクリックします。

.resx

このリソース ファイルには、ご使用のテスト用に定義された T-SQL スクリプトが含まれます。このスクリプト グループには、事前テスト スクリプト、テスト スクリプト、および事後テスト スクリプトが含まれます。リソース ファイルには XML が含まれ、編集できます。リソース ファイルは、テスト アセンブリにコンパイルされます。

データベース単体テスト デザイナを使用して T-SQL スクリプトのコードを記述できます。データベース単体テストで使用されるスクリプトの詳細については、「データベース単体テストのスクリプト」を参照してください。

app.config

このファイルには、コマンド タイムアウト、データ生成ファイルなどのその他のデータベース単体テスト構成設定のほか、テスト プロジェクト用のデータベース接続文字列が格納されます。詳細については、「接続文字列とアクセス許可の概要」を参照してください。

DatabaseSetup.cs または DatabaseSetup.vb

このファイルには、app.config ファイル内の接続文字列にアクセスするクラスが含まれます。また、このクラスは、テスト プロジェクトの app.config ファイルに含まれるデータベース スキーマ配置についての情報およびデータ生成計画にアクセスします。単一のクラスを使用することにより、データベース プロバイダおよび接続文字列をテスト担当者が変更しやすくなります。

参照

概念

データベース単体テストのスクリプト

Database Edition の用語の概要

その他の技術情報

データベース単体テストの概要