Transact-SQL エディタの概要
Transact-SQL (T-SQL) エディタでは、T-SQL スクリプトとクエリを作成、検証、および実行できます。また、このエディタを使用して、テーブル、ビュー、インデックス、ストアド プロシージャなどのデータベース オブジェクトの定義を変更できます。T-SQL エディタは、データベースの配置前と配置後に実行するスクリプトを作成するための主要な手段です。T-SQL エディタは、Visual C# または Visual Basic のコード エディタと同じ基本機能を備えています。
T-SQL エディタには、次のような機能があります。
検索と置換、ブックマーク、ブロックのインデントとインデント解除、Visual Studio の [エラー一覧] ウィンドウとの統合、ブロックに対するコメントの追加と削除など、Visual Studio のエディタに共通するすべての機能。
他のエディタおよび SQL Server Management Studio と互換性があるショートカット キーのサポート。
異なるバージョンの Transact-SQL (Microsoft SQL Server 2005 用および SQL Server 2000 用) のための SQL 構文配色機能。この機能により、読みやすさが向上し、複雑なステートメントの作成が簡単になります。
スクリプトまたはクエリを実行せずに SQL 構文を検証する機能。
接続の切断中に編集する機能。
グリッドまたはテキストとして表示されるか、ディスク上のファイルに保存される、複数のクエリ結果セット。
クエリ実行時にクライアント統計を収集および表示する機能。
1 つのエディタ インスタンスで複数のクエリを実行し、複数の結果セットを生成する機能。クエリは順に実行されます。
異なるエディタ インスタンスで複数のクエリを同時に実行する機能。
クエリを実行するための構成可能な設定。
SQLCMD のサポート。
データベース セッションと接続
T-SQL エディタの複数のインスタンスを同時に開くことができます。また、異なるセッションでスクリプトまたはクエリを同時に実行できます。この方法は、インデックスの再作成操作のように、時間のかかる複数のクエリを実行する場合に便利です。
個々の T-SQL エディタ インスタンス内では、接続中でも切断中でも作業を行うことができます。スクリプトとクエリの編集は常に行うことができますが、データベースに接続していない場合は、クエリを検証および実行することはできません。セッションを閉じなくても、データベースを変更したり、別のサーバーに接続したりできます。
スキーマ ビューでデータベース オブジェクトを開く場合や、そのオブジェクトを含むファイルをソリューション エクスプローラで開く場合も、同じ T-SQL エディタを使用します。データベース オブジェクトを変更するときは、基になる .sql ファイルを編集します。サーバー上のデータベースを更新するには、加えた変更をビルドして配置する必要があります。
参照
処理手順
チュートリアル: 簡単な Transact-SQL スクリプトの作成と実行