方法 : データ生成用のテーブルを指定する

データを生成するには、データ生成計画を作成し、実行する必要があります。 データ生成計画には、データの設定対象のテーブルと列の情報が含まれています。 詳細については、「データ ジェネレータを使用してデータベースのテスト データを生成する」を参照してください。

データ生成用に指定できるテーブルに関する 2 つの重要な制限事項を次に示します。

  • テーブルには、他のテーブル内の列を参照する外部キーを持つものがあります。 外部キーを持つテーブルのデータを生成する場合は、そのキーによって参照されているテーブルのデータも生成する必要があります。

  • テーブルには、削除を禁止しているトリガを持つものがあります。 このようなテーブルから行を削除しようとすると、トリガにより削除がロールバックされます。 通常は、このようなテーブルのデータ、またはこのようなテーブルを参照するテーブルのデータは生成できません。 たとえば、通常は AdventureWorks データベースの Employee テーブルのデータは生成できません。 詳細については、「データ生成に関する問題のトラブルシューティング」を参照してください。

データの設定対象のテーブルを指定する前に、データ生成計画を開くか作成する必要があります。 詳細については、「方法 : データ生成計画を作成する」を参照してください。

Aa833416.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

スキーマがまだ設定されていないデータベース プロジェクトにデータ生成計画を作成した場合、データ生成計画は空になります。 データ生成計画の作成後にデータベース プロジェクトにスキーマをインポートすると、スキーマに基づいてデータ生成計画を更新するかどうかを確認するメッセージが表示されます。

データの設定対象のテーブルを選択するには

  1. データ生成計画を開くか作成します。 データ生成計画および [データ生成プレビュー] ウィンドウが Visual Studio デザイナに表示されます。

    Aa833416.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    [データ生成プレビュー] ウィンドウが開いていない場合は、[データ] メニューの [データ生成] をポイントし、ウィンドウ名をクリックして開くことができます。 既定では、[データ生成プレビュー] ウィンドウは、データ生成計画ウィンドウの下部にタブ付きでドッキングされます。 ビューを展開するには、ウィンドウをクリックし、[ウィンドウ] メニューの [タブ付きドキュメント] をクリックします。 タイトル バーを右クリックし、[タブ付きドキュメント] をクリックすることもできます。

  2. データ生成計画ウィンドウをクリックします。

    データ生成計画にスキーマ内のすべてのテーブルが一覧表示されます。 既定では、最初にデータ生成計画を作成するときはすべてのテーブルが選択されています。

  3. 各テーブルの前のチェック ボックスをオンまたはオフにして、データの設定対象のテーブルを指定します。

    Aa833416.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    [データ生成にすべてのテーブルを含める] コマンドおよび [データ生成からすべてのテーブルを除外] コマンドを使用して、すべてのテーブルを選択または選択解除できます。 データ生成計画ウィンドウを右クリックするか、[データ] メニューの [データ ジェネレータ] をポイントすると、これらのコマンドにアクセスできます。

    含められている他のテーブル内で外部キーによって参照されているテーブルに関しては、チェック ボックスをオフにすることはできません。 チェック ボックスは、次のいずれかの状態にすることができます。

    State

    Tooltip

    備考

    チェックされていない

    データ生成から除外

    テーブルを含めるには、チェック ボックスをオンにします。

    Checked

    データ生成に含められました

    テーブルを除外するには、チェック ボックスをオフにします。

    淡色表示でオン

    データ生成に含められました (外部キー参照のため)

    テーブルを含めるには、チェック ボックスをオンにします。 チェック ボックスをオフにすることはできません。 このテーブルを参照しているすべてのテーブルが除外されると、チェック ボックスが自動的にオフになります。

  4. (省略可能) [挿入行]、[関連テーブル]、および [関連テーブルに対する比率] の各列の情報を指定します。 詳細については、「方法 : 生成する行数を指定する」を参照してください。

  5. [ファイル] メニューの [保存] をクリックします。

    これで含めるテーブルの指定が完了したので、含める列を指定できます。 詳細については、「方法 : データを生成する列を指定する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : データ生成計画を実行してデータを生成する

チュートリアル : データ生成計画の作成と実行

その他の技術情報

列へのデータ生成の詳細の指定