方法 : Web アプリケーション プロジェクトを発行する
更新 : 2007 年 11 月
Visual Studio または Visual Web Developer Express Edition を使用して、ASP.NET Web アプリケーション プロジェクトを発行できます。ASP.NET Web アプリケーション プロジェクトを発行すると、Web アプリケーション ファイルが Visual Studio または Visual Web Developer Express Edition によって単一のアセンブリにコンパイルされ、指定の場所にコピーされます。Web アプリケーション プロジェクトの構成設定および動作は、Visual Studio 2008 の標準クラス ライブラリ プロジェクトで使用されるものと同じです。Web アプリケーションは、ローカル フォルダ、共有フォルダ、FTP サイト、または URL でアクセスできる Web サイトに発行できます。
Visual Studio または Visual Web Developer Express Edition の [ビルド] メニューからアクセスできる [Web の発行] ダイアログ ボックスでは、Web アプリケーションを構築し、発行することができます。サイトの発行時に、そのサイトからソース コードを削除できます。これにより、知的財産を保護でき、第三者がサイトのソース コードにアクセスしにくい状況を作ることができます。プリコンパイル中のファイルに対する処理については、「ASP.NET のプリコンパイル時のファイル処理」を参照してください。
.gif "メモ") メモ : |
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[Web の発行] ダイアログ ボックスは、ASP.NET Web アプリケーション テンプレートを使用して作成されたプロジェクトでのみ表示されます。 |
Web アプリケーションを発行する前に、元のサイトの構成をチェックし、次の項目を書き留めます。
リモートの場所に存在している必要があるすべての設定。接続文字列、メンバシップの設定、その他のセキュリティ設定をチェックし、それらが現在の稼働環境に適切な設定であることを確認します。
発行後の Web サイト上で変更する必要があるすべての設定。たとえば、Web サイトを発行した後で、通常はデバッグ、トレース、およびカスタム エラーを無効にします。
構成設定は継承されるので、適用可能なすべての設定を確認するには、複数のファイルを調べる必要があります。構成設定は、Machine.config ファイル、SystemRoot\Microsoft.NET\Framework\version\CONFIG ディレクトリにあるルート Web.config ファイル、およびアプリケーション内の Web.config ファイルにも格納されていることがあります。ルート構成ファイルを表示するアクセス許可がない場合は、Web サイトのすべての構成設定を含み、構成ファイルとして書式設定されたファイルを作成します。詳細については、「方法 : 継承された構成設定とローカルな構成設定をプログラムから表示する」を参照してください。構成設定の定義については、「全般構成設定 (ASP.NET)」と「ASP.NET 構成設定」を参照してください。
| メモ : |
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次の手順を実行するには、ターゲットの場所での作成と書き込みの権限が必要です。 |
Web アプリケーション プロジェクトを発行するには
[ビルド] メニューの [ProjectName の発行] をクリックします。
[Web の発行] ダイアログ ボックスが表示されます。
省略記号ボタン ([...]) をクリックし、Web アプリケーション プロジェクトの発行先まで移動します。
[一致するファイルをローカル コピーに置き換える] チェック ボックスまたは [発行の前に既存のファイルをすべて削除する] チェック ボックスをオンにします。
Web アプリケーション プロジェクト ファイルを新しい場所にコピーする方法を選択します。[このアプリケーションの実行に必要なファイルのみ]、[すべてのプロジェクト ファイル]、または [ソース プロジェクト フォルダのすべてのファイル] の選択肢があります。
対応するチェック ボックスをオンにして、App_Data フォルダのファイルを追加することもできます。
[OK] をクリックして Web アプリケーション プロジェクトを発行します。
発行が完了すると、タスク バーに "発行は成功しました" というメッセージが表示されます。
ターゲットの場所で、必要に応じて Web アプリケーションの構成を変更します。
詳細については、「方法 : 公開する Web サイトを構成する」を参照してください。
メモ :特定の構成設定を暗号化して、セキュリティを強化することができます。詳細については、「保護された構成を使用した構成情報の暗号化」を参照してください。