ウィンドウの使い方
更新 : 2007 年 11 月
CWindow クラスでは、ウィンドウを使用できます。CWindow オブジェクトにウィンドウを割り当てると、CWindow のメソッドを呼び出して、ウィンドウを操作できます。CWindow には、CWindow オブジェクトを HWND に変換するための、HWND 演算子が用意されています。この演算子を使用すると、ウィンドウを識別するハンドルを必要とする関数に CWindow オブジェクトを渡すことができます。CWindow メソッド呼び出しと Win32 の関数呼び出しは、簡単に混在させることができます。このとき、一時オブジェクトを作成する必要はありません。
CWindow の 2 つのデータ メンバはウィンドウ ハンドルと既定の次元だけであるため、コードにオーバーヘッドがかかりません。さらに、CWindow のメソッドの多くは、対応する Win32 API 関数をラップしているにすぎません。CWindow を使用すると、HWND メンバが自動的に Win32 関数に渡されます。
CWindow を直接使用するだけでなく、その派生クラスを作成して、データやコードを追加することもできます。ATL 自体は、CWindow から CWindowImpl、CDialogImpl、および CContainedWindowT という 3 つのクラスを派生させます。