CTreeCtrl::MapAccIdToItem

更新 : 2007 年 11 月

指定したアクセシビリティ識別子を現在のツリー ビュー コントロールのツリー ビュー アイテムのハンドルに割り当てます。

HTREEITEM MapAccIdToItem(
                    UINT uAccId
) const;

パラメータ

パラメータ

説明

[入力] uAccId

ツリー ビュー アイテムの要素に対応するアクセシビリティ識別子。

戻り値

uAccId パラメータに対応するツリー ビュー アイテム (HTREEITEM) のハンドル。詳細については、TVITEMEX 構造体の hItem メンバを参照してください。

解説

ユーザー補助とは、障害を持つユーザーのコンピュータ利用を支援するアプリケーションのことです。IAccessible インターフェイスはアクセシビリティ識別子を使用して、ウィンドウ内の要素を一意に指定します。アクセシビリティ識別子の詳細については、Microsoft Developer Network で「About Active Accessibility Support」のトピックを検索してください。

このメソッドは、TVM_MAPACCIDTOHTREEITEM メッセージを送信します。このメッセージについては、Windows SDK を参照してください。

必要条件

ヘッダー : afxcmn.h

このメソッドは Windows XP 以降でサポートされています。

このメソッドに関するその他の要件については、「Windows Vista コモン コントロールの作成要件」を参照してください。

使用例

次のコード例では、現在のツリー ビュー コントロールにアクセスするために使用される変数 m_treeCtrl を定義しています。コード例では、符号なし整数といくつかの HTREEITEM 変数も定義しています。これらの変数は、次の例で使用されます。

public:
    // Variable to access tree control.
    CTreeCtrl m_treeCtrl;
    // Variable to access splitbutton control.
    CSplitButton m_splitbutton;
    // Accessibility identifier
    UINT accIdUS;
    // HTREEITEMs
    HTREEITEM hCountry;
    HTREEITEM hPA;
    HTREEITEM hWA;

次のコード例では、アクセシビリティ識別子と CTreeCtrl::MapAccIdToItem メソッドを使用して、ルート ツリー ビュー アイテムのハンドルを取得しています。例では、ハンドルと CTreeCtrl::GetItemPartRect メソッドを使用して、そのアイテムの周囲に 3D の四角形を描画します。ここには示されていないコード例の前半では、ルート ノードである米国ノード、ペンシルバニア州とワシントン州を表すサブノード、およびこれらの州の都市を表すツリー アイテムから構成されるツリー ビューを作成しました。CTreeCtrl::MapItemToAccID メソッドを使用して、ルート ツリー ビュー アイテムをアクセシビリティ識別子に関連付けました。

    CRect rect;
    HTREEITEM hUS = m_treeCtrl.MapAccIdToItem( accIdUS );
    m_treeCtrl.GetItemPartRect( hUS, TVGIPR_BUTTON, &rect );
    m_treeCtrl.GetDC()->Draw3dRect( &rect, RGB(255, 0, 0), RGB(0, 0, 255));

参照

参照

CTreeCtrl クラス

階層図

TVM_MAPACCIDTOHTREEITEM

TVITEMEX

CTreeCtrl::MapItemToAccID

その他の技術情報

CTreeCtrl のメンバ