アドオン パッケージの概要

更新 : 2007 年 11 月

アドオン パッケージは、データ ストアのアドオン フォルダに格納された XML ファイルです。このパッケージは、RemoteAgent および FileDeployer で、ファイルまたはアプリケーションをデバイスに配置するために使用されます。

アプリケーションで RemoteAgent を作成するか DownloadPackage を呼び出すと、スマート デバイス接続 API によって、引数として指定された ObjectId に一致する ID を持つパッケージが検索されます。パッケージが見つかると、ファイルがデバイスにコピーされます。また、オプションで、アドオン パッケージ内の情報に基づいて実行可能ファイルが起動されます。アドオン パッケージには次の情報が含まれます。

  • パッケージを一意に識別する ID。

  • パッケージの名前。

  • デバイス アプリケーションでサポートされるプロセッサの種類。

  • ファイルのコピー元となる、デスクトップ上のローカル フォルダ。

  • ファイルのコピー先となる、デバイス上のリモート フォルダ。

  • コピーするファイルの一覧。

  • オプションのコマンド ライン引数を使用して起動されるバイナリ。

パッケージの使用例については、「チュートリアル : デスクトップ アプリケーションとデバイス アプリケーションの間でデータを交換する」を参照してください。

アドオン パッケージ ファイルの作成

Visual Studio では、データ ストアのアドオン フォルダに格納されているファイルを、ファイル名に関係なくアドオン パッケージ ファイルとして処理します。アドオン フォルダの場所は、drive:\ProgramData\Microsoft\corecon\1.0\addons (Windows Vista) または drive:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\corecon\1.0\addons です。

Bb513877.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

データ ストアのアドオン フォルダは、Express バージョン以外の Visual Studio をインストールしたときに作成されます。

データ ストアのアドオン フォルダを変更するときは、変更を検証することが重要です。パッケージ ファイルの形式が正しくないと、データ ストアが破損し、Visual Studio が正常に機能しなくなります。変更を検証するには、Visual Studio を閉じて開きます。データ ストアが破損している場合は、Visual Studio が開きません。すべての変更を元に戻してから、もう一度操作してください。

参照

概念

アドオン パッケージ スキーマ XML リファレンス

参照

RemoteAgent

FileDeployer

その他の技術情報

Smart Device Connectivity API Samples