アドオン パッケージ スキーマ XML リファレンス

  • [アーティクル]

更新 : 2007 年 11 月

アドオン パッケージは、RemoteAgent および DownloadPackage で、ファイルをデバイスにコピーし、オプションで実行可能ファイルを起動するために使用されます。概要については、「アドオン パッケージの概要」を参照してください。アドオン パッケージを作成する場合の参考例を次に示します。

コード

<?xml version="1.0" standalone="no"?>
<xsl:stylesheet xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform" version="1.0">
  <xsl:template match="/">
    <ADDONCONTAINER>
      <ADDON>
        <PACKAGECONTAINER>
          <PACKAGE ID="F85E57BA-5AE9-4FF7-8433-6AB7D991D033" NAME="Example">
            <PROPERTYCONTAINER />
            <PACKAGETYPECONTAINER>
              <PACKAGETYPE Name="ARMV4I" ID="ARMV4I" Protected="True">
                <PROPERTYCONTAINER>
                  <PROPERTY ID="RemotePath" Protected="True">%CSIDL_WINDOWS%</PROPERTY>
                  <PROPERTY ID="RootPath" Protected="True"> %CSIDL_PROGRAM_FILES% </PROPERTY>
                  <PROPERTY ID="CommandLine" Protected="True">/ServiceIds:F85E57BA-5AE9-4FF7-8433-6AB7D991D033</PROPERTY>
                  <PROPERTY ID="Host" Protected="True">Trial1.exe</PROPERTY>
                </PROPERTYCONTAINER>
                <FILECONTAINER>
                  <FILE ID="Trial1.exe" />
                  <FILE ID="Trial2.exe" />
                </FILECONTAINER>
              </PACKAGETYPE>
            </PACKAGETYPECONTAINER>
          </PACKAGE>
        </PACKAGECONTAINER>
      </ADDON>
    </ADDONCONTAINER>
  </xsl:template>
</xsl:stylesheet>
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?>

解説

この例では、Example という名前のアドオン パッケージを作成しています。このコード例の各要素について次の表で説明します。

タグ

説明

<ADDONCONATINER>

アドオン タグを 1 つ含みます。

<ADDON>

PackageContainer タグを 1 つ含みます。

<PACKAGECONTAINER>

1 つ以上の Package を含みます。

<PACKAGE ID="F85E57BA-5AE9-4FF7-8433-6AB7D991D033" NAME="Example">

パッケージを定義し、パッケージの名前と ID を指定します。ID はグローバル一意識別子 (GUID) です。

<PACKAGETYPECONTAINER>

1 つ以上の PackageType を含みます。パッケージの種類ごとに、デバイス アプリケーションを実行できる CPU アーキテクチャを指定します。

<PACKAGETYPECONTAINER>

PACKAGETYPE Name="ARMV4I" ID="ARMV4I" Protected="True">

パッケージの種類を定義し、そのパッケージの種類でサポートされるプロセッサの種類を指定します。有効なプロセッサの種類は次のとおりです。

  • ARMV4

  • ARMV4I

  • SH4

  • MIPSII

  • MIPSII_FP

  • MIPSIV

  • MIPSIV_FP

  • X86

<PROPERTY ID="RemotePath" Protected="True">%CSIDL_WINDOWS%</PROPERTY>

次のいずれかのプロパティを指定します。

  • RootPath - デバイスに配置するファイルのフォルダ。このパッケージの一部として配置するすべてのファイルは、デスクトップ コンピュータ上のこのフォルダに存在する必要があります。このパスには CSIDL (constant special item ID list) マクロを含めることができます。

    Bb513827.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :
    CSIDL 値は、アプリケーションで頻繁に使用され、システムによって名前や場所が異なる場合がある特殊フォルダを識別するための、システムに依存しない一意の方法を提供します。

  • RemotePath - ファイルを配置するデバイス上のフォルダ。このパスには CSIDL マクロを含めることができます。

  • Host - パッケージ内のすべてのファイルがデスクトップからデバイスに配置された後に実行されるバイナリ。

  • CommandLine - デバイスでホスト バイナリが実行されるときに指定するコマンド ライン引数。このプロパティはオプションです。

<FILECONTAINER>

1 つ以上のファイル タグを含みます。

<FILE ID="Trial1.exe" />

配置するファイルを指定します。ID 属性はファイル名を示します。ファイルはデスクトップ上の RootPath フォルダからデバイス上の RemotePath フォルダに配置されます。

Start または DownloadPackage を使用してパッケージを配置すると、スマート デバイス接続 API によって、デスクトップ コンピュータ上のプログラム ファイル フォルダからデバイス上の Windows フォルダに trial1.exe と trial2.exe がコピーされます。次に、デバイス上で trial1.exe /ServiceIds:F85E57BA-5AE9-4FF7-8433-6AB7D991D033 が実行されます。

参照

概念

アドオン パッケージの概要

その他の技術情報

Smart Device Connectivity API Samples