Web テストのプロパティの設定
更新 : 2007 年 11 月
Web テストおよび Web テストの一部で、テストの実行方法とテスト対象サイトの要素の検証方法を制御するプロパティを設定できます。これらのプロパティは、次のレベルで設定できます。
Web テスト
Web テスト要求
フォーム ポスト パラメータとクエリ文字列パラメータ
.gif "メモ") メモ : |
|---|
これは、プロパティの完全な一覧ではありません。これは、Visual Studio Team System 2008 Test Edition で Web テストに追加されたプロパティから、特に便利なプロパティを抜粋した一覧です。 |
Web テストのプロパティ
StopOnError プロパティWeb テストの実行時に、HTTP 要求で発生したエラーによってテストが失敗することがあります。結果は失敗にもかかわらず、テストの実行は自動停止しません。このようなエラーが発生した場合にテストの実行を停止するには、テストの [エラー時で停止] プロパティを True に設定します。
子 Web テストの InheritFromWebTest プロパティ。Web テストが別の Web テストに含まれ、この親 Web テストからプロパティを継承する場合、このプロパティは親 Web テストの WebTest オブジェクトを返します。
これで、WebTest オブジェクトと WebTestRequest オブジェクトの両方に Outcome プロパティが与えられます。このプロパティには、成功または失敗が設定されます。詳細については、「Outcome」および「Outcome」を参照してください。
Web テスト要求のプロパティ
ExpectedHttpStatusCode. このプロパティは、要求の正常終了を示す HTTP 状態コードを指定します。Web テスト レコーダは、この値を空白に初期設定します。200 または 300 レベルの範囲のリターン コードは正常終了を示します。
依存要求を要求に追加できます。依存要求は失敗したが、HTTP 状態コードが要求定義の [想定される HTTP 状態コード] と一致する場合、その依存要求は合格とマークされます。
依存要求を追加して [依存する要求の解析] プロパティを True に設定した際に、一致する要求が解析された場合、解析された要求は依存要求の定義によって上書きされます。このため、依存要求を明示的に追加してそのリターン コードを適切に設定することにより、依存要求から返された 200 または 300 レベルの範囲に収まらないエラーを無視できます。Web テストでの依存要求の URL には、パスの一部としてコンテキスト パラメータを使用できます。
FollowRedirects. [リダイレクトに従う] を True に設定すると、[記録された応答 URL] に対して [想定される HTTP 状態コード] プロパティが適用されます。
たとえば、[想定される HTTP 状態コード] を 401 に設定し、[リダイレクトに従う] を True に設定できます。テストの実行時、この設定によって、Web テストの資格情報に指定されたユーザーがページへのアクセスを許可されていないときに HTTP 状態コード 401 (Unauthorized) が返されたかどうかが検証されます。
[記録された応答 URL]。[記録された応答 URL] プロパティは、すべてのリダイレクトが終了した後の要求の最終 URL をキャプチャします。Web テスト レコーダは、このフィールドに適切な値を自動的に設定します。
メモ :[記録された応答 URL] プロパティの URL には、クエリ文字列パラメータは含まれません。
要求の [リダイレクトに従う] プロパティを False に設定すると、[記録された応答 URL] プロパティは、要求の [URL] プロパティと一致します。[URL] プロパティと [記録された応答 URL] プロパティが等しい場合、[URL] プロパティが変更されると、[URL] プロパティと一致するように [記録された応答 URL] プロパティが更新されます。
メモ :[記録された応答 URL] は、最終 URL 検証規則をトリガできます。最終 URL 検証規則にはプロパティがなく、実行時に、すべてのリダイレクトが終了した後で、最終 URL が記録された値と一致するかどうかを検証するだけです。つまり、最終 URL とは、要求の完了時に Web ブラウザのアドレス バーに表示される URL です。この規則の目的は、エラー ページへのリダイレクトを検出することです。[最終 URL の検証] プロパティは、記録された Web テストに自動的に追加されます。
パラメータのプロパティ
- [記録された値]。ページ上のバインド フィールドのバインドを解除して、元の静的な値に戻すことができます。プロパティの値を、元の記録された値に戻すには、FormPost パラメータまたは QueryString パラメータの [記録された値] プロパティを使用します。これらのパラメータのいずれかがバインド解除されると、パラメータには、記録された値が自動的に設定されます。