RibbonButton クラス (2007 System)

更新 : 2007 年 11 月

カスタム リボン上のボタンを表します。

名前空間 :  Microsoft.Office.Tools.Ribbon
アセンブリ :  Microsoft.Office.Tools.Common.v9.0 (Microsoft.Office.Tools.Common.v9.0.dll 内)

構文

'宣言
<ToolboxBitmapAttribute(GetType(RibbonButton), "RibbonButton.bmp")> _
Public NotInheritable Class RibbonButton _
    Inherits RibbonControl
'使用
Dim instance As RibbonButton
[ToolboxBitmapAttribute(typeof(RibbonButton), "RibbonButton.bmp")]
public sealed class RibbonButton : RibbonControl

解説

[ツールボックス] の [Office リボン コントロール] タブから Button コントロールをリボン デザイナにドラッグすると、Visual Studio Tools for Office により RibbonButton クラスのインスタンスが作成されます。

このコントロールのインスタンスを実行時に作成して、動的メニューに追加することもできます。Dynamic プロパティを true に設定すると、メニューは動的になります。

このコントロールの一部のプロパティは、実行時にリボンが Office アプリケーションに読み込まれる前、またはコントロールが動的メニューに追加される前にのみ設定できます。これらのプロパティの設定の詳細については、「リボン オブジェクト モデルの概要」を参照してください。

一般的なタスク

一般的なタスクで有用なメンバを次の表に示します。

タスク

メンバ

実行時に、Dynamic プロパティが true に設定されているメニューにボタンを追加する。

RibbonButton コンストラクタを使用して、RibbonButton クラスのインスタンスを作成します。

そのインスタンスを、メニューの Items コレクションに追加します。

ボタンのサイズを変更する。

ControlSize を任意の値に設定します。たとえば、大きいボタンの場合は Microsoft.Office.Core.RibbonControlSize.RibbonControlSizeLarge に設定します。

ボタンにイメージを表示する。

イメージを表示するには 3 種類の方法があります。

  • Image プロパティを使用します。このプロパティを使用すると最も詳細に制御できます。

  • OfficeImageId を、ボタンのアイコンとして表示する Microsoft Office 組み込みイメージの ID に設定します。

  • ImageName プロパティを LoadImage イベントと共に使用します。このプロパティを使用すると、パフォーマンスが若干向上します。

ボタンを無効または非表示にする。

ボタンを無効にするには、Enabled を false に設定します。

ボタンを非表示にするには、Visible を false に設定します。

ユーザーがボタンをクリックしたときにコードを実行する。

Click イベント ハンドラにコードを追加します。

次の例では、新しいボタンを作成し、ボタンのさまざまなプロパティを設定した後、メニューにボタンを追加します。このコード例を実行するには、最初に次の手順を実行する必要があります。

  1. リボン (ビジュアル デザイナ) アイテムを Visual Studio Tools for Office プロジェクトに追加します。

  2. カスタム タブにグループを追加します。

  3. グループにメニューを追加します。

  4. メニューの Dynamic プロパティを true に設定します。

  5. メニューの ItemSize プロパティを RibbonControlSizeLarge に設定します。

Private Sub AddButtonsToMenu()
    Dim tempButton As New RibbonButton()
    tempButton.Label = "Button 1"
    tempButton.ControlSize = _
        Microsoft.Office.Core.RibbonControlSize.RibbonControlSizeLarge
    tempButton.Description = "My Ribbon Button"
    tempButton.ShowImage = True
    tempButton.ShowImage = True
    tempButton.Image = My.Resources.Image1
    tempButton.Image = My.Resources.Image2
    tempButton.KeyTip = "A1"
    menu1.Items.Add(tempButton)
End Sub
private void AddButtonsToMenu()
{
    RibbonButton tempButton = new RibbonButton();
    tempButton.Label = "Button 1";
    tempButton.ControlSize = 
        Microsoft.Office.Core.RibbonControlSize.RibbonControlSizeLarge;
    tempButton.Description = "My Ribbon Button";
    tempButton.ShowImage = true;
    tempButton.ShowImage = true;
    tempButton.Image = Properties.Resources.Image1;
    tempButton.Image = Properties.Resources.Image2;
    tempButton.KeyTip = "A1";
    menu1.Items.Add(tempButton);

}

継承階層

System.Object
  System.MarshalByRefObject
    System.ComponentModel.Component
      Microsoft.Office.Tools.Ribbon.RibbonComponent
        Microsoft.Office.Tools.Ribbon.RibbonControl
          Microsoft.Office.Tools.Ribbon.RibbonButton

スレッド セーフ

この型のすべてのパブリック static (Visual Basic では Shared) メンバは、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

参照

参照

RibbonButton メンバ

Microsoft.Office.Tools.Ribbon 名前空間

RibbonMenu

RibbonButton

その他の技術情報

リボンの概要

リボン デザイナ

リボン オブジェクト モデルの概要

方法 : リボンのカスタマイズの概要