方法 : 部分データベース プロジェクトをインポートおよびエクスポートする

データベース オブジェクトを部分プロジェクトにエクスポートすることで、データベース プロジェクト間でデータベース オブジェクトを共有し、そのオブジェクトへの書き込みアクセスをより高い精度で管理できます。 その後、部分プロジェクトを別のデータベース プロジェクトにインポートすると、開発者は両方のプロジェクトでオブジェクトを使用できます。 ただし、エクスポートしたオブジェクトを更新できるのは、元のデータベース プロジェクトへの書き込みアクセスを持つ開発者だけです。 詳細については、「大規模なデータベースのチーム開発の開始」を参照してください。

1 つ以上のオブジェクトを部分プロジェクトとしてエクスポートするには

  1. オブジェクトのエクスポート元のデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラで、エクスポートするオブジェクトまたはオブジェクトのグループを右クリックします。

    たとえば、データベース プロジェクトを展開し、[スキーマ] ノード、[dbo] ノードの順に展開し、[テーブル] を右クリックすることで、dbo スキーマ内のすべてのテーブルをエクスポートできます。

  3. [部分プロジェクトとしてエクスポート] をクリックします。

  4. [名前を付けて保存] ダイアログ ボックスで、部分プロジェクトを表す .files ファイルを作成するフォルダに移動します。

  5. [ファイル名] に、部分プロジェクトの名前を入力し、[保存] をクリックします。

    指定したパスに .files 拡張子を持つファイルが作成されます。 ファイルには、指定したすべてのオブジェクトのファイル名とパスが含まれます。

部分プロジェクトをインポートするには

  1. 部分プロジェクトのインポート先となるデータベース プロジェクトを含むソリューションを開きます。

  2. ソリューション エクスプローラで、プロジェクトを右クリックし、[部分プロジェクトのインポート] をクリックします。

  3. 確認のダイアログ ボックスで [はい] をクリックし、データベース オブジェクトをアンロードして再度読み込みます。

  4. [開く] ダイアログ ボックスで、エクスポートした .files ファイルを含むフォルダに移動し、[開く] をクリックします。

    Dd172128.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :

    .files ファイルへの読み取りアクセス権と、.files ファイルから参照される元のファイルに対する読み取りアクセス権が必要です。 アクセス権がない場合は、[開く] をクリックするとエラーが表示されます。

    ProjectNameBasePath という名前のフォルダがデータベース プロジェクトに追加されます。ProjectName は、部分プロジェクトのエクスポート元のプロジェクトの名前です。 これで、インポートしたオブジェクトを他のオブジェクト定義から参照できます。 データベース プロジェクトをビルドして配置するときに、インポートしたオブジェクトも含まれるようになります。

    Dd172128.alert_caution(ja-jp,VS.90).gif重要 :

    データベース プロジェクトで定義されていない他のオブジェクトを参照するオブジェクトを含む部分プロジェクトをインポートした場合、データベース プロジェクトは正常にビルドされません。

参照

処理手順

チュートリアル : 部分プロジェクトを使用したデータベース プロジェクトのパーティション化

チュートリアル : 複合プロジェクトを使用したデータベース プロジェクトのパーティション化

概念

大規模なデータベースのチーム開発の開始

Database Edition の用語の概要