方法 : カスタム機能拡張をチーム メンバに配布する

カスタム拡張機能 .dll アセンブリと .Extensions.xml ファイルを作成したら、セットアップ ウィザード プロジェクトを使用してチーム メンバに配布できます。 セットアップ プロジェクトによって、アセンブリと XML ファイルがユーザーの [Program Files]\Microsoft Visual Studio 9.0\VSTSDB\Extensions\CustomExtensions フォルダに配置されます。 これにより、対象となるユーザーのコンピュータにカスタム拡張機能を簡単にインストールし、登録できるようになります。 詳細については、「方法 : カスタム データ ジェネレータを登録する」を参照してください。

配置プロジェクトを作成するには

  1. 既存のデータベース機能拡張プロジェクトを開きます。

  2. [ファイル] メニューの [追加] をポイントし、[新しいプロジェクト] をクリックします。

    [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [その他のプロジェクトの種類] ノードを展開し、[セットアップと配置] をポイントして、[セットアップ ウィザード] をクリックします。 プロジェクトに「DataBaseExtensionsSetup」という名前を付け、[OK] をクリックします。

  4. セットアップ ウィザードの最初のページで、[次へ] をクリックして次のページに進みます。

  5. ウィザードの 2 ページ目で、[Windows アプリケーションのセットアップを作成する] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  6. ウィザードの 3 ページ目で、[<データベース機能拡張プロジェクト名> のプライマリ出力] をクリックし、[次へ] をクリックします。

  7. ウィザードの 4 ページ目で、[追加] をクリックします。 カスタム データ ジェネレータを登録するために作成した <データベース機能拡張プロジェクト名>.Extensions.xml ファイルを参照し、[開く] をクリックします。

  8. [完了] をクリックします。

    配置プロジェクトが作成されます。

カスタム フォルダの作成

次に、配置プロジェクト内にフォルダを作成する必要があります。このフォルダは、カスタム拡張機能の .dll ファイルと .Extensions.xml ファイルのコピー先となるフォルダです。

カスタム フォルダを作成するには

  1. 配置プロジェクトで、ファイル システム エディタが指定されていない場合は、[ファイル システム] タブをクリックして指定します。

  2. ファイル システム エディタの左端のペインで空白を右クリックし、[特別なフォルダの追加] をポイントして、[カスタム フォルダ] をクリックします。

  3. 新しいフォルダの名前として「Custom Extensions」と入力します。

  4. ファイル システム エディタでカスタム フォルダをクリックします。 [プロパティ] ウィンドウで、フォルダの DefaultLocation プロパティを [ProgramFilesFolder] に設定します。

  5. [プロパティ] ウィンドウで、[ProgramFilesFolder] の後に以下を追加します。

    \Microsoft Visual Studio 9.0\VSTSDB\Extensions
    

    この結果、プロパティ値は次のようになります。

    [ProgramFilesFolder] \Microsoft Visual Studio 9.0\VSTSDB\Extensions
    
    Dd193278.alert_note(ja-jp,VS.90).gifヒント :

    拡張機能アセンブリは、<Microsoft Visual Studio 9.0>\VSTSDB\Extensions ディレクトリにフォルダを作成して格納することをお勧めします。 これにより、もともと製品に用意されていた拡張機能と、自分の作成した拡張機能を識別できます。 また、フォルダを使用すると、拡張機能を詳細なカテゴリに分類することもできます。

  6. ファイル システム エディタの左端のペインで、[アプリケーション フォルダ] をクリックします。 <データベース機能拡張プロジェクト名>.Extensions.xml ファイルを右クリックし、[切り取り] をクリックします。

  7. ファイル システム エディタの左端のペインで、作成した [Custom Extensions] フォルダを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。

    このカスタム フォルダに指定したディレクトリの場所に、<データベース機能拡張プロジェクト名>.Extensions.xml ファイルが配置されます。

  8. ファイル システム エディタの左端のペインで、[アプリケーション フォルダ] をクリックします。 [<データベース機能拡張プロジェクト名> ファイルのプライマリ出力] を右クリックし、[切り取り] をクリックします。

  9. ファイル システム エディタの左端のペインで、[Custom Extensions] フォルダを右クリックし、[貼り付け] をクリックします。

    このカスタム フォルダに指定されたディレクトリの場所に、データベース機能拡張プロジェクトのプライマリ出力が配置されます。

配置プロジェクトのビルド

次に、配置プロジェクトをビルドします。ビルドすると、Visual Studio Team System Database Edition がインストールされている任意のコンピュータ上でカスタム データベース拡張機能のインストールを実行できるようになります。

配置プロジェクトをビルドするには

  1. [ビルド] メニューの [構成マネージャ] をクリックし、[ビルド] チェック ボックスがすべてのプロジェクトについてオンになっていることを確認します。

  2. [ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックして、ソリューションをビルドします。

    配置プロジェクトがビルドされ、インストールの準備ができました。

参照

概念

Database Edition の機能の拡張

カスタムのデータベース リファクタリングの種類またはターゲットの作成

データベース コード分析用の追加規則の作成と登録

カスタム データ ジェネレータで独自のテスト データを生成する

データベース単体テストのカスタム条件の定義

その他の技術情報

方法 : カスタム データ ジェネレータを登録する