TextFieldParser オブジェクトのメンバ

更新 : 2007 年 11 月

TextFieldParser には、次の表に示すような構造化テキスト files を解析するためのメソッドやプロパティが用意されています。

プロパティ

CommentTokens

String 型です。パーサーは指定されたコメント トークンで始まる行をスキップします。

Delimiters

String 型です。テキスト ファイルの区切り記号を指定します。区切り記号入りファイルに対してのみ有効です。

EndOfData

Boolean 型です。現在のカーソル位置とファイルの末尾との間に、空白行とコメント行しかない場合に True を返します。

ErrorLine

String 型です。直前に MalformedLineException を発生させた行を返します。既定値は、"" です。

ErrorLineNumber

Long 型です。直前に MalformedLineException を発生させた行番号を返します。既定値は、-1 です。

FieldWidths

Integer 型です。テキスト ファイルの各列の幅を表します。固定幅のファイルに対してのみ有効です。

HasFieldsEnclosedInQuotes

Boolean 型です。フィールドを二重引用符で囲むことができる場合に True を返します。区切り記号入りファイルに対してのみ有効です。既定値は True です。

LineNumber

Integer 型です。現在の行番号を返すか、解析可能な文字がなくなった場合には -1 を返します。

TextFieldType

FieldType 型です。区切り記号入りか固定幅の、ファイルの種類を表します。既定値は Delimited です。

TrimWhiteSpace

Boolean 型です。フィールド値の前後の空白を切り取るかどうかを指定します。

メソッド

Close

基になるストリームを閉じます。

PeekChars

指定された数の文字を、カーソルを進めずに読み取ります。

ReadFields

現在の行にあるすべてのフィールドを読み込み、それを文字列の配列として返して、カーソルを次の行に進めます。

ReadLine

現在の行を String 型で返し、カーソルを次の行に進めます。

ReadToEnd

ストリームの残りを読み取り、それを String 型で返します。

SetDelimiters

リーダーの区切り記号に指定された値を設定し、フィールドの種類に Delimited を設定します。

SetFieldWidths

リーダーの区切り記号を指定の値に設定し、フィールドの種類を FixedWidth に設定します。

参照

概念

TextFieldParser オブジェクトによるテキスト ファイルの解析

参照

TextFieldParser オブジェクト