方法 : Visual Studio Tools for Office ランタイムをインストールする

更新 : 2008 年 7 月

Visual Studio Tools for Office ソリューションを実行するためには、各エンド ユーザーのコンピュータに Visual Studio Tools for Office ランタイムをインストールする必要があります。Visual Studio Tools for Office のランタイムには、Microsoft Office の 2003 リリースと 2007 リリースのそれぞれのソリューションをサポートする 2 つのバージョンがあります。

  • Visual Studio 2005 Tools for Office Second Edition Runtime は Office 2003 ソリューション用です。セットアップ プログラムは VSTOR.exe です。

  • Microsoft Visual Studio Tools for the Microsoft Office system (version 3.0 Runtime) は 2007 Microsoft Office system 用です。セットアップ プログラムは VSTOR30.exe です。

また、Visual Studio Tools for Office コードを実行するすべてのサーバーにもランタイムの正しいバージョンをインストールする必要があります。開発用コンピュータにインストールする必要はありません。Visual Studio Tools for Office をインストールすると自動的にランタイムもインストールされます。

VSTOR.exe と VSTOR30.exe を同じコンピュータに同時にインストールして、Microsoft Office 2003 と 2007 Microsoft Office system の両方をサポートできます。

ランタイムをインストールするには、そのコンピュータの管理者である必要があります。

バージョン 2007 ソリューション用のランタイムをインストールするには

  1. エンド ユーザーのコンピュータに Microsoft .NET Framework 3.5 または .NET Framework Client Profile をインストールします。Microsoft Visual Studio Tools for the Microsoft Office system (version 3.0 Runtime) をインストールするためには、.NET Framework が既にインストールされている必要があります。

    .NET Framework 3.5 は、Microsoft ダウンロード センターの「Microsoft .NET Framework 3.5」ページから、.NET Framework Client Profile は、「Microsoft .NET Framework Client Profile」ページからダウンロードできます。

  2. Microsoft Office の 2007 リリースをインストールします。

    詳細については、「方法 : 2007 Microsoft Office system を対象とする開発用に Visual Studio Tools for Office をインストールする」を参照してください。

  3. エンド ユーザーのコンピュータで VSTOR30.exe を実行します。

    VSTOR30.exe は Visual Studio Tools for Office のインストール メディアに含まれており、Microsoft ダウンロード センター ページ「Microsoft Visual Studio Tools for the Microsoft Office system (version 3.0 Runtime)」から再頒布可能パッケージとしてダウンロードすることもできます。Visual Studio Tools for Office ランタイムの必須コンポーネントは .NET Framework の場合と同じです。

    旧バージョンのランタイムとは異なり、ランタイムをインストールした後で Microsoft Office をインストールする場合に、セットアップを再度実行してインストールを修復する必要がありません。

  4. Windows の言語を英語以外に設定している場合は、適切な Visual Studio Tools for Office Language Pack をインストールすることにより、ランタイム メッセージを Windows と同じ言語で表示できます。エンド ユーザーが Windows の言語を英語以外に設定しているコンピュータでソリューションを実行する場合、Windows と同じ言語でランタイム メッセージを表示するためには、適切な Language Pack をインストールする必要があります。Visual Studio Tools for Office Language Pack は、Microsoft ダウンロード センター ページ「Microsoft Visual Studio Tools for the Microsoft Office system (version 3.0) Language Package」からダウンロードできます。

    配置およびインストールの実行中に ClickOnce 言語サポートが必要な場合は、.NET Framework Language Pack をインストールしてください。.NET Framework Language Pack は、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

バージョン 2003 ソリューション用のランタイムをインストールするには

  1. エンド ユーザーのコンピュータに Microsoft .NET Framework 2.0 以降をインストールします。Visual Studio 2005 Tools for Office Second Edition Runtime をインストールするためには、.NET Framework が既にインストールされている必要があります。.NET Framework は、Microsoft ダウンロード センターからダウンロードできます。

    ms178739.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    .NET Framework Client Profile は Office 2003 ソリューションと共に使用できません。

  2. Microsoft Office 2003 および Service Pack 1 (SP1) 以降をインストールします。詳細については、「方法 : Microsoft Office 2003 を対象とする開発用に Visual Studio Tools for Office をインストールする」を参照してください。

  3. エンド ユーザーのコンピュータで VSTOR.exe を実行します。

    ランタイムをインストールした後で Office をインストールする場合は、VSTOR.exe を再度実行してインストールを修復する必要があります。

    VSTOR.exe は Visual Studio Tools for Office のインストール メディアに含まれており、Microsoft ダウンロード センターの「Microsoft .NET Framework 3.5 Beta 2」から再頒布可能パッケージとしてダウンロードすることもできます。

  4. Windows の言語を英語以外に設定している場合は、適切な Visual Studio Tools for Office Language Pack をインストールすることにより、ランタイム メッセージを Windows と同じ言語で表示できます。エンド ユーザーは、ソリューションを実行する場合、Windows と同じ言語でランタイム メッセージを表示するためのこの Language Pack が必要です。Visual Studio Tools for Office Language Pack は、Microsoft ダウンロード センターの「Microsoft Visual Studio 2005 Tools for the Microsoft Office System (VSTO2005) Language Package」からダウンロードできます。

参照

処理手順

方法 : Visual Studio Tools for Office ランタイムをインストールする

方法 : Office のプライマリ相互運用機能アセンブリをインストールする

概念

Visual Studio Tools for Office のインストール

方法 : 2007 Microsoft Office system を対象とする開発用に Visual Studio Tools for Office をインストールする

方法 : Microsoft Office 2003 を対象とする開発用に Visual Studio Tools for Office をインストールする

方法 : SharePoint ワークフロー プロジェクト テンプレートを対象とする開発用に Visual Studio Tools for Office をインストールする

その他の技術情報

はじめに (Visual Studio Tools for Office)

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

.NET Framework Client Profile に関する情報を追加

SP1 機能変更