ネットワーク ミックスの概要

更新 : 2007 年 11 月

ネットワーク ミックスを使用すると、ロード テスト シナリオで負荷をより現実的にシミュレートできます。単一のネットワークの種類の代わりに、複数の種類のネットワークの種類から成るネットワーク ミックスを使用して、ロードが生成されます。これにより、エンド ユーザーとアプリケーションとのやり取りをより現実的にシミュレートできます。

ネットワーク ミックスでは、仮想ユーザーが特定のネットワーク プロファイルを実行する確率を指定します。ネットワーク プロファイルは、アプリケーション レイヤにおけるネットワーク帯域幅のシミュレーションです。待機時間はシミュレートしません。

ロード テストを作成する場合、複数の種類のネットワーク接続からロードが生成されていることをシミュレートする必要がある場合があります。ネットワーク ミックスでは、次のような種類のネットワークを用意しています。

  • LAN (既定)

  • T3 6.0Mbps

  • T1

  • ケーブル/DSL 1.5Mbps

  • ケーブル/DSL 768k

  • ケーブル/DSL 384k

  • ダイヤルアップ 56k

  • ダイヤルアップ 33.6k

  • ダイヤルアップ 28.8k

異なるネットワークがシミュレートされています。ケーブル/DSL 1.5Mbps などのオプションを選択すると、テストに待機時間が挿入され、選択した帯域幅をシミュレートします。

ネットワーク ミックスは、他のミックス オプションと同様に機能します。ネットワークの種類は、ネットワーク ミックスに基づいて選択され、仮想ユーザーにランダムに関連付けられます。そのユーザーのテストは、ミックスで指定した確率に基づいて、特定のネットワークの種類を使用して実行されます。

ネットワーク ミックスを指定した後で、ネットワークの種類を追加したり、削除したりできます。また、ミックス コントロールを使用して、ネットワーク ミックスの配分を変更することもできます。

ミックス コントロール

ミックス コントロールを使用すると、シナリオでのネットワークの配分を簡単に調整できます。

詳細については、「ミックス コントロールの概要」を参照してください。

次の手順

ロード テスト ウィザードを使用してロード テストを作成するときにネットワーク ミックスを選択する方法、またはロード テストの作成後にロード テスト エディタを使用してネットワーク ミックスを変更する方法については、「方法 : ネットワーク ミックスを指定する」を参照してください。

参照

処理手順

方法 : ネットワーク ミックスを指定する

方法 : ロード テスト シナリオにネットワークを追加する

方法 : ロード テスト シナリオからネットワークを削除する

概念

ミックス コントロールの概要