ImageMap Web サーバー コントロールの概要

更新 : 2007 年 11 月

ASP.NET の ImageMap コントロールにより、ユーザーがクリックできる個別の領域を備えたイメージを作成できます。このような領域はホット スポットと呼ばれます。各ホット スポットは、個別のハイパーリンクまたはポストバック イベントとなります。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • 背景

  • コード例

  • クラス リファレンス

背景

ImageMap コントロールは、2 つの要素から構成されています。第 1 の要素はイメージで、.gif、.jpg、.png ファイルなどの標準的な Web グラフィック形式のグラフィックが該当します。

第 2 の要素は、HotSpot コントロールのコレクションです。各ホット スポット コントロールは、CircleHotSpotRectangleHotSpot、または PolygonHotSpot の種類の個別アイテムです。ホット スポット コントロールごとに、ホット スポットの位置とサイズを指定する座標を定義します。たとえば、CircleHotSpot コントロールを作成する場合は、円の中心の x 座標と y 座標および円の半径を定義します。

イメージのホット スポットは必要な数だけ定義できます。グラフィック全体をカバーするホット スポットを定義する必要はありません。

ms228207.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

重なり合ったホット スポットを定義できます。各ホット スポットには z インデックス値があります。複数のホット スポットが重なり合った領域をユーザーがクリックすると、z オーダーが最も高いホット スポットが選択されます。

ユーザーのクリックへの応答

ユーザーがホット スポットをクリックしたときに実行される処理を指定できます。各ホット スポットは、そのホット スポットに割り当てた URL にジャンプするハイパーリンクとして構成できます。または、ユーザーがホット スポットをクリックするとポストバックを実行するようにコントロールを構成し、各ホット スポットに一意の値を割り当てることもできます。ポストバックにより、ImageMap コントロールの Click イベントが発生します。イベント ハンドラで、各ホット スポットに割り当てる一意の値を読み取ることができます。

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コード例

方法 : Web ページに ImageMap Web サーバー コントロールを追加する

方法 : ImageMap Web サーバー コントロールでのユーザーのクリックに応答する

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クラス リファレンス

ImageMap コントロールに関連するクラスの一覧を次の表に示します。

メンバ

説明

ImageMap

コントロールのメイン クラスです。

CircleHotSpot

円の各ホット スポットを表します。

RectangleHotSpot

四角形の各ホット スポットを表します。

PolygonHotSpot

多角形の各ホット スポットを表します。

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参照

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Image Web サーバー コントロールの概要