My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime プロパティ

[アーティクル]
08/16/2008

更新 : 2007 年 11 月

スプラッシュスクリーンを表示する最短時間 (ミリ秒) を決定します。

' Usage
Dim value As Integer = My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime
' Declaration
Public Property MinimumSplashScreenDisplayTime As Integer

戻り値

スプラッシュスクリーンを表示する最短時間 (ミリ秒) を格納する Integer です。

解説

My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime プロパティを使用すると、アプリケーションのスプラッシュスクリーンを表示する最短時間を指定できます。このプロパティに指定した時間よりも先にメインフォームの初期化が終了した場合は、指定の時間が経過するまでスプラッシュスクリーンが画面に残り、その後でメインフォームが表示されます。アプリケーションの起動にそれよりも長い時間がかかった場合は、メインフォームがアクティブになった時点でスプラッシュスクリーンが閉じます。

プロジェクトデザイナを使ってアプリケーションにスプラッシュスクリーンを追加すると、My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime プロパティに 2000 が設定され、最短で 2 秒間表示されます。

このプロパティは、Visual Basic アプリケーションモデルをサポートします。詳細については、「Visual Basic アプリケーションモデルの概要」を参照してください。

My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime プロパティは、OnInitialize メソッドまたは OnCreateSplashScreen メソッドをオーバーライドするメソッドで設定する必要があります。WindowsFormsApplicationBase クラスのメソッドをオーバーライドするコードは、ApplicationEvents.vb ファイルに入力する必要があります。このファイルは既定で隠しファイルになっています。

オーバーライドしているメンバのコードエディタウィンドウを表示するには、次の操作を行います。

ソリューションエクスプローラでプロジェクトを選択した状態で、[プロジェクト] メニューの [プロパティ] をクリックします。
[アプリケーション] タブをクリックします。
[アプリケーションイベントの表示] をクリックしてコードエディタを開きます。

詳細については、「方法 : アプリケーションイベントを処理する (Visual Basic)」を参照してください。

使用例

OnInitialize プロパティをオーバーライドすることによって My.Application.MinimumSplashScreenDisplayTime プロパティを設定する方法は、次の例のようになります。

Protected Overrides Function OnInitialize( _
    ByVal commandLineArgs As _
    System.Collections.ObjectModel.ReadOnlyCollection(Of String) _
) As Boolean
    ' Set the display time to 5000 milliseconds (5 seconds). 
    Me.MinimumSplashScreenDisplayTime = 5000
    Return MyBase.OnInitialize(commandLineArgs)
End Function

この例は、スプラッシュスクリーンがプロジェクトにあることを前提としています。

アプリケーションイベントのコードを、コードエディタウィンドウに入力する必要があります。詳細については、「方法 : アプリケーションイベントを処理する (Visual Basic)」を参照してください。

アクセス許可

アクセス許可は不要です。

必要条件

名前空間 : Microsoft.VisualBasic.ApplicationServices

クラス : WindowsFormsApplicationBase

アセンブリ : Visual Basic ランタイムライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)

使用可能なプロジェクトの種類

プロジェクトの種類	使用可/不可
Windows アプリケーション	可
クラスライブラリ	なし
コンソールアプリケーション	なし
Windows コントロールライブラリ	なし
Web コントロールライブラリ	なし
Windows サービス	なし
Web サイト	なし