チュートリアル : XML エディタ機能の使用

このチュートリアルの手順では、新しい XML ドキュメントを作成する方法を示します。ここでは、XML の作成に役立つ XML エディタの機能もいくつか使用します。

[!メモ]

このチュートリアルを開始する前に、hireDate.xsd ファイル (このトピックの最後に記載されています) をローカル コンピュータに保存してください。

新しい XML ファイルを作成して XML スキーマに関連付けるには

  1. [ファイル] メニューの [新規作成] をポイントし、[ファイル] をクリックします。****

  2. [テンプレート] ペインの [XML ファイル] をクリックし、[開く] をクリックします。****

    エディタに新しいファイルが開きます。ファイルには既定の XML 宣言 <?xml version="1.0" encoding="utf-8"> が含まれています。

  3. ドキュメントのプロパティ ウィンドウで、[Schemas (スキーマ)] フィールドの参照ボタン ([...]) をクリックします。****

    [XSD Schemas (XSD スキーマ)] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [追加] をクリックします。****

    [Open XSD Schema (XSD スキーマを開く)] ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. hireDate.xsd ファイルを選択し、[開く] をクリックします。****

  6. [OK] をクリックします。

    これで XML スキーマが XML ドキュメントと関連付けられます。この XML スキーマは、ドキュメントの検証に使用されます。有効な要素のメンバの一覧を作成する際に、IntelliSense でも使用されます。

データを追加するには

  1. エディタのペインに「<」と入力します。

    メンバの一覧に使用可能な項目が表示されます。

    • コメントを追加する場合は [!--] を選択します。

    • ドキュメント型を追加する場合は [!DOCTYPE] を選択します。****

    • 処理命令を追加する場合は [?] を選択します。

    • ルート要素を追加する場合は [employee] を追加します。****

  2. [<!--] を選択してコメント ノードを追加し、Enter キーを押します。

    エディタによってコメントの終了タグが挿入され、コメントの開始タグと終了タグの間にカーソルが置かれます。

  3. Test XML file」と入力します。

  4. 新しい行に「<」と入力し、メンバの一覧から [employee] を選択します。

    エディタにより、XML 要素の開始部分として <employee が追加されます。この時点で、要素に属性を追加するか、「>」と入力して開始タグを閉じることができます。

  5. >」と入力してタグを閉じます。

  6. エディタによって終了タグが追加されます。終了タグは、検証エラーを示す波下線付きで追加されます。ツール ヒントには、次のメッセージが表示されます。"要素 'employee' に不完全な内容が含まれています。'ID' を指定してください。"

  7. <」と入力し、メンバの一覧から [ID] を選択します。次に、「>」と入力します。

    エディタには XML 要素 <ID></ID> が追加され、ID 開始タグの後にカーソルが置かれます。

  8. abc」と入力します。

    abc」というテキストに波下線が表示されます。ツール ヒントには、次のメッセージが表示されます。"'ID' 要素はデータ型に対して無効な値です。"

  9. ID 要素を右クリックし、[定義へ移動] をクリックします。

    新しいドキュメント ウィンドウで hireDate.xsd ファイルが開かれ、ID の schema 要素定義の上にカーソルが置かれます。

  10. XML ファイルに戻り、abc というテキストを 123 で置き換えます。

    ID 要素の値の下にあった波下線とツール ヒントが消去されます。今度は、employee 終了タグのツール ヒントに次のメッセージが表示されます。"要素 'employee' に不完全な内容が含まれています。'hire-date' を指定してください。"

  11. ID 終了タグの後にカーソルを置き、「<」を入力します。メンバの一覧から hire-date を選択し、「>」と入力します。

    エディタには XML 要素 <hire-date></hire-date> が追加され、hire-date 開始タグの後にカーソルが置かれます。

  12. hire-date の値として「2003-01-10」と入力します。

XML ドキュメントに書式を設定するには

  • XML エディタ ツール バーの [ドキュメントのフォーマット] ボタンをクリックします。

    XML ドキュメントの書式が再設定されます。

XML ドキュメントを保存するには

  1. [ファイル] メニューの [名前を付けて保存] をクリックします。****

    [名前を付けてファイルを保存] ダイアログ ボックスが表示されます。****既定のファイル名は "XMLFile1" です。

  2. この XML ドキュメントのファイル名と場所を入力し、[保存] をクリックします。

hireDate.xsd ファイル

このチュートリアルでは、次のスキーマ ファイルを使用します。

<?xml version="1.0"?>
<xs:schema attributeFormDefault="unqualified"
     elementFormDefault="qualified" targetNamespace="urn:empl-hire"
     xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema">
  <xs:element name="employee">
    <xs:complexType>
      <xs:sequence>
        <xs:element name="ID" type="xs:unsignedShort" />
        <xs:element name="hire-date" type="xs:date" />
      </xs:sequence>
    </xs:complexType>
  </xs:element>
</xs:schema>

参照

概念

XML エディタ