日時指定コントロールの通知メッセージの処理
更新 : 2007 年 11 月
ユーザーが日時指定コントロールを操作すると、コントロール (CDateTimeCtrl) から通知メッセージが親ウィンドウ (通常はビューまたはダイアログ オブジェクト) に送信されます。応答する場合は、これらのメッセージを処理します。たとえば、ユーザーが日時指定コントロールを展開して埋め込み月間予定表コントロールを表示すると、DTN_DROPDOWN 通知が送信されます。
メッセージを実装する場合は、[プロパティ] ウィンドウを使用して、通知ハンドラを親クラスに追加します。
次に、日時指定コントロールで送信される通知を説明します。
DTN_DROPDOWN 埋め込み月間予定表コントロールが表示中であることを親に通知します。この通知は、DTS_UPDOWN スタイルが設定されていない場合にのみ送信されます。この通知の詳細については、「埋め込み月間予定表コントロールへのアクセス」を参照してください。
DTN_CLOSEUP 月間予定表コントロールがクローズされていることを親に通知します。この通知は、DTS_UPDOWN スタイルが設定されていない場合にのみ送信されます。
DTN_DATETIMECHANGE コントロールで変更が発生したことを親に通知します。
DTN_FORMAT コールバック フィールドにテキストを表示する必要があることを親に通知します。この通知とコールバック フィールドの詳細については、「日時指定コントロールでのコールバック フィールドの使い方」を参照してください。
DTN_FORMATQUERY コールバック フィールドに表示される文字列の最大許容サイズを親に問い合わせます。この通知を処理すると、コントロールの表示のちらつきが減り、出力が常に適切に表示されるようになります。この通知の詳細については、「日時指定コントロールでのコールバック フィールドの使い方」を参照してください。
DTN_USERSTRING ユーザーが日時指定コントロールの内容の編集を完了したことを親に通知します。この通知は、DTS_APPCANPARSE スタイルが設定されている場合にのみ送信されます。
DTN_WMKEYDOWN ユーザーがコールバック フィールドに入力したことを親に通知します。この通知を処理すると、日時指定コントロールのコールバック フィールド以外のフィールドでサポートされているキーボード応答と同じ応答をエミュレートできます。この通知の詳細については、Windows SDK の「Supporting Callback Fields in a DTP Control」を参照してください。