方法 : EnvDTE、EnvDTE80、および EnvDTE90 の各名前空間への参照を追加する

更新 : 2007 年 11 月

EnvDTEEnvDTE80、または EnvDTE90 への参照を追加する場合は、.NET アセンブリ バージョンと COM ライブラリ バージョンのどちらを使用するかを選択します。選択するバージョンは、プロジェクトによって異なります。古いオートメーション アプリケーションまたはアドインを保持している場合は、EnvDTEEnvDTE80、または EnvDTE90 の COM バージョンを使用する必要があります。それに対して、新しいマネージ オートメーション アプリケーションまたはアドインを作成している場合は、.NET アセンブリ バージョンを使用する可能性が最も高くなります。

アドイン ウィザードを使用して任意のプログラミング言語でアドインを作成する場合、またはマクロを作成する場合は、その処理中に、EnvDTEEnvDTE80、および EnvDTE90 の各名前空間への参照が作成されます。ただし、アドイン ウィザードで作成したマクロまたはアドイン以外でオートメーション オブジェクトにアクセスするには、手動で参照を追加する必要があります。

名前空間への参照を設定した後、DTE オブジェクトおよび DTE2 オブジェクトに対してプログラミングが必要になる場合があります。詳細については、「方法 : DTE オブジェクトおよび DTE2 オブジェクトへの参照を取得する」を参照してください。

yf86a8ts.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

使用している設定またはエディションによっては、表示されるダイアログ ボックスやメニュー コマンドがヘルプに記載されている内容と異なる場合があります。ここに記載されている手順は、全般的な開発設定が適用されているものとして記述されています。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

Visual Basic または Visual C# で EnvDTE 名前空間および EnvDTE80 名前空間への参照を手動で追加するには

  1. ソリューション エクスプローラのプロジェクトまたは [参照設定] ノードを右クリックし、[参照の追加] をクリックするか、[プロジェクト] メニューの [参照の追加] コマンドをクリックします。

  2. [参照の追加] ダイアログ ボックスで、必要なコンポーネントの種類のタブ ([.NET] や [COM] など) をクリックします。

  3. 一覧をスクロール ダウンし、EnvDTEEnvDTE80、および EnvDTE90 を選択します。

  4. [OK] をクリックし、2 つの新しい参照をプロジェクトに追加します。

  5. コード エディタで新しいアセンブリの Intellisense を有効にするには、プロジェクトのモジュールまたはクラスの先頭に、次のいずれかを追加します。

    Imports EnvDTE
    Imports EnvDTE80
    Imports EnvDTE90
    
    using EnvDTE;
    using EnvDTE80;
    using EnvDTE90;
    

Managed Visual C++ で EnvDTE 名前空間および EnvDTE80 名前空間への参照を手動で追加するには

  1. ソリューション エクスプローラのプロジェクト ノードを右クリックし、[参照の追加] をクリックするか、または [プロジェクト] メニューの [参照の追加] コマンドをクリックします。

  2. [新しい参照の追加] をクリックし、[.NET] タブをクリックします。

  3. 一覧をスクロール ダウンし、EnvDTEEnvDTE80、および EnvDTE90 を選択して、[追加] をクリックします。

  4. [OK] をクリックし、新しい参照をプロジェクトに追加します。

  5. コード エディタで新しいアセンブリの Intellisense を有効にするには、メイン プロジェクト ファイルの先頭に、次のコードを追加します。

    // Visual C++
    #using <envdte.dll>
    #using <envdte80.dll>
    #using <envdte90.dll>
    

EnvDTE 名前空間および EnvDTE80 名前空間への参照を Managed (ATL) Visual C++ 以外に追加するには

  • 適切なヘッダー ファイルまたはソース ファイルに次のコードを追加します。

    #pragma warning( disable : 4278 )
    #pragma warning( disable : 4146 )
    //The following #import imports EnvDTE based on its LIBID.
    #import "libid:80cc9f66-e7d8-4ddd-85b6-d9e6cd0e93e2" version("8.0") 
    lcid("0") raw_interfaces_only named_guids
    //The following #import imports EnvDTE80 based on its LIBID.
    #import "libid:1A31287A-4D7D-413e-8E32-3B374931BD89" version("8.0") 
    lcid("0") raw_interfaces_only named_guids
    #pragma warning( default : 4146 )
    #pragma warning( default : 4278 )
    

参照

処理手順

方法 : アドイン マネージャを使用してアドインを制御する

チュートリアル : ウィザードの作成

概念

アドインの登録

オートメーション オブジェクト モデルの階層図

その他の技術情報

アドインおよびウィザードの作成